ゴブア
ゴブアは、ジュラ・テンペスト連邦国の精鋭部隊「紅炎衆」を率いる女性戦士である。
元はリムル=テンペストに名付けられた子鬼族の一人。進化を重ねて鬼人となり、ベニマル直属の紅炎衆で隊長を務める。後にフォビオと恋仲になった。[1]
| ゴブア | |
|---|---|
| 外国語表記 | Gobwa |
| 初登場 |
書籍:第7巻 第四章「二度目の対峙」 漫画:第20巻 第92話「二度目の対峙」 アニメ:第54話「迫り来る者達」 |
| 声優 | 永瀬アンナ |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 |
子鬼族 → ゴブリナ → 大鬼族 → 鬼人 |
| 性別 | 女性 |
| 出身 | ジュラの大森林 |
| 活動拠点 | ジュラ・テンペスト連邦国 |
| 髪色 | 青色(赤紫色のメッシュ) |
| 職業 | 戦士 |
| 所属 | ジュラ・テンペスト連邦国 |
| 所属組織 | 紅炎衆 |
| 役職 | 紅炎衆隊長 |
| 武器 | 大刀、小刀 |
| ランク | Aランク超(書籍第7巻時点) |
人物
ベニマル直属の精鋭部隊「紅炎衆」の隊長。真面目で忠誠心が強く、主君であるリムル=テンペストと上官のベニマルに深い敬意を抱いている。
負けん気も強く、紅炎衆をさらに強くするため部下の鍛錬にも熱心。書籍第7巻で初めて名前付きで登場した際には、自ら紅炎衆の力をリムルのために役立てたいと申し出ている。ベニマルからの信頼も厚いが、勢い余って突っ走るところは心配されている。[2]
外見
長身の女性。書籍第7巻では、緋色の軍服に身を包んだ大鬼族の美女として登場する。
アニメ版では青い髪に赤紫色のメッシュが入り、白い角、牙、鋭い目つきが特徴。腰には大刀と小刀の二振りを帯びている。
経歴
子鬼族から紅炎衆隊長へ
元は、リムルが最初期に名付けた子鬼族の一人。名付けによってゴブリナとなった後、さらに大鬼族へ進化した。
彼女が率いる紅炎衆も、ベニマルに憧れた元子鬼族が大鬼族へ進化した者を中心とする精鋭部隊で、約300名からなる。ベニマル直属の親衛隊であると同時に、それぞれが高い戦闘能力を備えた魔国連邦屈指の戦闘集団でもある。[2]
書籍第7巻で名前付きで初登場した頃には、ゴブア自身もすでにAランクを超える力を持っていた。リムルからはソーカに匹敵し、あるいはそれ以上と評価されている。
一方、子鬼族だった頃からあまりに姿が変わっていたため、名付け親のリムルですら一目ではゴブアだと分からなかった。[2]
聖騎士との再戦
ヒナタ・サカグチ率いる聖騎士との再戦では、紅炎衆を率いて迎撃態勢に入った。
この頃の紅炎衆は単なるベニマルの護衛ではなく、魔国連邦の中でも一人一人が高い戦闘力を持つ精鋭として扱われている。ゴブアはその先頭に立ち、隊長として部隊の指揮を任されていた。[2]
鬼人への進化
その後も鍛錬と進化を重ね、書籍第14巻までには大鬼族から鬼人へ到達している。[3]
大鬼族となった時点ですでにAランクを超えていたため、鬼人への進化後はさらに強くなっているが、具体的な存在値は明らかにされていない。
フォビオとの交際
ゴブアは長くベニマルに好意を寄せていた。しかし、ベニマルがモミジとアルビスを妻に迎えることとなり、その恋は実らなかった。[3]
同じ頃、アルビスへの恋に破れたフォビオと酒の席で意気投合する。似た境遇だった二人は互いを慰め合ううちに距離を縮め、そのまま恋人同士となった。
始まりこそ失恋者同士の慰め合いだったが、関係はその後も続いている。書籍第15巻ではフォビオがユーラザニアへ戻らず、ゴブアについて武装国家ドワルゴン東部戦線へ同行。公の場では「フォビオ殿」と呼んで節度を保つ一方、二人きりでは呼び捨てにするなど、その仲は周囲にも知られるようになっていた。[4]
東の帝国との戦い
書籍第15巻では紅炎衆を率いて東の帝国との戦争に参戦し、ドワルゴン東部戦線へ向かう。
戦場ではアンリエッタらとともにティアを包囲。ティアは命令によって戦わされていたため本気で殺しに来てはいなかったものの、ゴブア達も容易には捕らえられず、互いに決め手を欠いたまま戦闘を続けた。[4]
この戦いでは、味方の強者達についても冷静に戦力を見ており、モスの力量を高く評価する様子も見せている。
ピリオドとの戦い
書籍第20巻では、蟲魔族に襲撃された旧ユーラザニアへ援軍として向かった。[5]
エスプリとフォビオがピリオドに追い詰められたところへゴブタとともに駆けつけ、フォビオを救出。そのまま戦闘に加わった。
ピリオドが本来の力を解放すると、戦いはカリオン、フレイらも交えた総力戦へ発展。ゴブアも最後まで前線に残り、格上の敵を相手に戦い続けた。
最終決戦
書籍第23巻では、旧ユーラザニアに残っていた紅炎衆を率い、ベニマルの麾下へ合流する。[6]
フォビオも変わらず行動をともにしており、ベニマルからは二人を組ませた方が戦闘力を発揮できると評価された。私生活だけでなく、戦場でも互いの長所を生かせる相棒となっている。
能力
紅炎衆を束ねるだけあって、魔国連邦の一般兵とは一線を画す戦闘力を持つ。
書籍第7巻の時点ですでにAランクを超え、リムルからソーカと同等以上と評価された。その後は大鬼族から鬼人へ進化しており、作中後半ではさらに実力を伸ばしている。[2][3]
一方、固有能力やユニークスキルなど、ゴブア個人のスキル構成は詳しく明かされていない。戦闘では武器を用いた近接戦と、隊長としての指揮能力が中心となる。
戦闘能力
- 剣術
- 大刀と小刀の二振りを武器とする。アニメ版では二刀を同時に構える姿も描かれている。大鬼族、のちに鬼人となった高い身体能力を生かした接近戦を得意とする。
- 指揮能力
- 紅炎衆の隊長として、多数の精鋭をまとめる。自ら前線に立つだけでなく、部下の鍛錬や部隊運用も担っており、ベニマルから実戦部隊の指揮を任されている。
耐性
装備
- 大刀
- 腰に差している主武装。
- 小刀
- 大刀とともに携帯するもう一振りの刀。アニメ版では二本を同時に抜いて構える姿が確認できる。
人間関係
ジュラ・テンペスト連邦国
- リムル=テンペスト
- 主君であり、ゴブアに名前を与えた人物。第7巻で改めて顔を合わせた際には、その変貌ぶりから最初はゴブアだと気付けなかった。
- ベニマル
- 直属の上司。戦士として強く憧れ、同時に恋心も抱いていた。ベニマルがモミジとアルビスを妻に迎れたことで恋は終わったが、紅炎衆隊長としての忠誠は変わっていない。
- 紅炎衆
- 自身が率いる精鋭部隊。ベニマルに憧れて大鬼族へ進化した元子鬼族を中心としており、ゴブア自身も隊長として部下の育成に熱心である。
- ゴブタ
- 同じく子鬼族を出自とする古参の仲間。書籍第20巻ではともに旧ユーラザニアへ駆けつけ、ピリオド戦に加わった。
- ソーカ
- 書籍第7巻時点で、リムルがゴブアの実力を比較した相手。ゴブアはソーカに匹敵、あるいはそれ以上と評価された。
獣王国ユーラザニア
- フォビオ
- 恋人。互いに別の相手へ失恋したことから意気投合したが、その後も関係は長く続いている。東の帝国との戦争、ピリオド戦、最終決戦と行動をともにし、後には戦闘面でも相性のよいコンビとなった。
- アルビス
- ベニマルの第二夫人。彼女とベニマルの結婚によってゴブアは失恋したが、それが結果としてフォビオと結ばれるきっかけにもなった。
その他
- ティア
- 書籍第15巻のドワルゴン東部戦線で交戦した相手。
- ピリオド
- 書籍第20巻の旧ユーラザニアで交戦した相手。
余談
- ゴブアは、作中でも特に進化による変貌が大きい人物の一人。子鬼族からゴブリナ、大鬼族、鬼人と段階的に進化しており、第7巻で名前付きで初登場した時には名付け親のリムルですら元の姿を判別できなかった。[2][3]
- 本編ではすでに大鬼族となった姿で登場したため、長らくゴブリナ時代の姿は描かれていなかった。『転スラ日記』では、進化前のゴブアも登場している。
- アニメ版のキャラクターデザインには原作者の伏瀬が細かく関わっている。当初は髪全体が赤いデザインだったが、伏瀬が「インパクトがない」と考えて青色への変更を提案。それでも足りないとして、さらにメッシュを加えることになったという。[7]
- 『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』では、2025年のストーリーイベント「紅炎衆乃華-クレナイノハナ-」で主役級の扱いを受けた。交易路を荒らす盗賊団への掃討作戦で初めて大規模な指揮を任され、ベニマルの「最大限の勝利を期待する」という命令の意味を考えながら指揮官として成長していく物語となっている。また、戦闘キャラクター[紅炎衆ノ隊長]ゴブアも同イベントに合わせて実装された。 [9]
ギャラリー
脚注
注釈
出典
- ↑ “ゴブア”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-03閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第7巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2016年5月5日。ISBN 978-4-89637-561-9。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第14巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2019年4月3日。ISBN 978-4-89637-862-7。
- ↑ 4.0 4.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第15巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2019年10月3日。ISBN 978-4-89637-923-5。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第20巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2022年10月8日。ISBN 978-4-86716-339-9。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第23巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年11月29日。ISBN 978-4-86716-873-8。
- ↑ 7.0 7.1 “TVアニメ第3期視聴ありがとう!特集 転生したらスライムだった件”.dアニメストア.NTTドコモ.2026-09-03閲覧。
- ↑ “【#水曜日のシリウス情報】本日ニコニコ漫画水曜日のシリウスにて『転スラ日記』65話後半を更新!”.Twitter.シリウス編集部.(2025-01-27).2026-09-03閲覧。
- ↑ “まおりゅうもうすぐ4周年!ストーリーイベント感想投稿キャンペーン”.転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚.株式会社バンダイナムコエンターテインメント.2026-09-03閲覧。
関連項目
外部リンク
- “ゴブア”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-03閲覧。
- “TVアニメ第3期視聴ありがとう!特集 転生したらスライムだった件”.dアニメストア.NTTドコモ.2026-09-03閲覧。
- “第92話「二度目の対峙」”.マガポケ.講談社.2026-09-03閲覧。
- “まおりゅうもうすぐ4周年!ストーリーイベント感想投稿キャンペーン”.転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚.株式会社バンダイナムコエンターテインメント.2026-09-03閲覧。
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