死界之王
死界之王(ベリアル)は、テスタロッサが所有する究極能力である。生と死を司る力を持ち、中でも「死」の側面に強く偏った権能である。[1]
| 死界之王 | |
|---|---|
| 読み | べりある |
| 種別 | 究極能力 |
| 系統 | 悪魔系 |
| 所有者 | テスタロッサ |
| 状態 | 現存 |
| 初登場 | 書籍:第15巻 |
概要
テスタロッサが獲得した究極能力。同じく生と死に関わる権能を持つ色欲之王(アスモデウス)と性質が似ているが、死界之王はテスタロッサ自身の性質を反映し、より「死」に特化している。[1]
基本権能として「思考加速」「万能感知」「魔王覇気」「時空間操作」「多次元結界」「森羅万象」「生命支配」「死後世界」を備える。[2]
特に中核となるのが「死後世界」であり、後に「地獄の業火」とも表現される虚無を扱う権能であることが明かされた。[3]
獲得・進化
テスタロッサは書籍第15巻の東の帝国との戦争においてヴェルグリンドと交戦し、自身の力が未だ不十分であることを認識する。その後、新たな力を望んで自らの内面と向き合い、自身の「心の形」を具現化するようにして究極能力「死界之王」を獲得した。[1]
そのため、他者から与えられた究極贈与や究極付与とは異なり、テスタロッサ自身が到達した究極能力である。獲得時に直接の前身となった能力は明示されていない。
能力
権能
- 死後世界
- 死界之王を特徴付ける中核権能。「地獄の業火」と表現される虚無を扱うことができる。書籍第22巻では、死界之王が「死」に最も近い権能であり、その中でも死後世界が虚無を扱う能力であることが明かされた。[3]
- リムル=テンペストから借り受けた「虚無崩壊」についても、自身の許容量を超えない規定量であれば安全に利用できる。さらに、自身の「白き清浄なる世界」と組み合わせることで、本来は極めて危険な虚無を制御下に置くことが可能となった。[3]
性質・制約
死界之王は非常に強力な死の権能を持つ一方、扱える力が無制限というわけではない。書籍第22巻でテスタロッサが「虚無崩壊」の力を利用した際も、自身の器を超える量を扱うことはせず、制御可能な規定量に留めている。[3]
また、「白き清浄なる世界」によって虚無を現世へ作用させた場合、その効果範囲内では敵味方を問わずエネルギーが虚無と相殺され、消滅する危険がある。テスタロッサ自身が制御を維持する必要があり、意識を失うなどして制御が失われれば、虚無が暴走する危険性も存在する。[3]
使用例
- ヴェルグリンドとの戦い
- 書籍第15巻。先の戦闘で自身の力不足を認識したテスタロッサは、その経験を契機として死界之王を獲得する。獲得後は再びヴェルグリンドと対峙し、竜種を相手に時間を稼ぐほどの戦闘を展開した。[1]
白閃滅炎覇 の創造- テスタロッサが死界之王を用いて創造した究極の対人魔法。標的のみを白い炎で焼き尽くす一方、周囲には被害を与えず、その熱量は核撃魔法を凌駕する。書籍第19巻ではヴェガとの戦闘で使用された。[4]
白き清浄なる世界 - 書籍第22巻では、潜伏していたトワイライト・バレンタインを探り出すために展開。死界之王の「死後世界」と組み合わせることで、極めて危険な「虚無」を自身の支配下で運用している。[3]
所有者
進化・派生関係
死界之王には、獲得以前の直接の前身となる能力は明示されていない。
なお、「白閃滅炎覇」は死界之王を用いて創造された魔法であるが、死界之王から進化・分離した能力ではない。[4]
脚注
注釈
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第15巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2019年10月3日。ISBN 978-4-89637-923-5。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第16巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2020年4月1日。ISBN 978-4-89637-989-1。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第22巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年1月30日。ISBN 978-4-86716-707-6。
- ↑ 4.0 4.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第19巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2021年12月6日。ISBN 978-4-86716-203-3。299頁。