色欲之王

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色欲之王(アスモデウス)は、ルミナス・バレンタインがかつて所有していた究極能力である。「生と死」を司り、生命力を奪って死へ導くことも、魂と肉体を結び直して生へ戻すこともできる。[1]

色欲之王
アニメ版のルミナス
読み あすもでうす
外国語表記 Asmodeus
種別 究極能力
系統 悪魔系
大罪系
過去の所有者 ルミナス・バレンタイン
進化前 色欲者ラスト
進化後 善光之王アフラ・マズダ
状態 進化により消失
初登場 書籍:第11巻
漫画:第143話「すべての起点
備考 「生と死」を司る
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概要[編集 | ソースを編集]

書籍第11巻、ルミナス・バレンタインの固有能力「色欲者(ラスト)」が進化して生まれた究極能力。[1]

司るのは「生と死」。生命へ直接干渉することで、敵から生命力を奪う攻撃と、死者を生へ引き戻す蘇生の双方に利用できる。テスタロッサの「死界之王(ベリアル)」も同じく生と死を扱うが、あちらが「死」に強く偏るのに対し、「色欲之王」は生の側にも高い力を発揮する。

第23巻では、ルミナス自身の変化に伴って「善光之王(アフラ・マズダ)」へ進化し、独立した能力としては消失した。[2]

獲得・進化[編集 | ソースを編集]

書籍第11巻、グランベル・ロッゾの策によってヒナタ・サカグチが命を落とす。大切な者を守れなかった怒りと無力感によってルミナスの感情が大きく揺れ、「色欲者」が「色欲之王」へ進化した。[1]

直後、グランベルも「不屈者(アキラメヌモノ)」を「希望之王(サリエル)」へ進化させる。奇しくも「希望之王」も「生と死」を司る究極能力であり、二人は同格の能力を得た状態で最後の一騎打ちに臨んだ。

ルミナスは「色欲之王」の力を夜薔薇の刀(ナイトローズ)へ乗せ、「死せる者への鎮魂歌(メモリーエンドレクイエム)」を発動。グランベルの「堅忍不抜(フォーティテュード)」と正面から激突し、これを破って勝利した。

戦いの後は、ヒナタの肉体とクロエ・オベールの中に残っていた魂の欠片を「再誕(リ・バース)」によって結合し、ヒナタを蘇生させている。[1]

その後も色欲之王はルミナスの中核能力として使用され、第20巻のダグリュール戦では、致命傷を負ったシオンを「再誕」で即座に救っている。[3]

第23巻では、トワイライト・バレンタインとの因縁に決着を付け、その記憶と力を取り戻したルミナスが大きく変化。「色欲之王」は究極能力「善光之王(アフラ・マズダ)」へ進化した。[2]

能力[編集 | ソースを編集]

権能[編集 | ソースを編集]

生命支配
生命そのものへ干渉し、「生」と「死」の双方を扱う「色欲之王」の中核となる力。
生命力を奪って対象を衰弱・死亡させるだけでなく、肉体と魂の条件が整っていれば死者を生へ引き戻すこともできる。[1]
生体の生命力を把握することも可能で、攻撃・治療・蘇生の基礎となっている。

性質・制約[編集 | ソースを編集]

「色欲之王」は、単純な回復能力でも即死能力でもない。生命の状態そのものを操作することで、同じ力を生かす方向にも殺す方向にも使い分ける。

ただし、蘇生は無条件ではない。魂が完全に消滅している場合や、肉体まで失われて復元の手掛かりがない場合には、そのまま蘇らせることはできない。ヒナタの「再誕」が成功したのも、肉体と魂の欠片がともに残っていたためである。[1]

また、ルミナスが使用する「死者蘇生(リザレクション)」や「聖域型極大死者蘇生(サンクチュアリ・リザレクション)」は神聖魔法であり、「色欲之王」の個別権能そのものではない。色欲之王による生命への深い理解と干渉能力は、こうした術を扱うルミナスの戦闘・支援能力と非常に相性がよい。

生気吸収(エナジードレイン)」や「生と死の抱擁(エンブレイスドレイン)」についても、色欲之王獲得以前から使用していた技である。

使用例[編集 | ソースを編集]

死せる者への鎮魂歌(メモリーエンドレクイエム)
書籍第11巻のグランベル・ロッゾ戦で使用した剣技。[1]
「色欲之王」の力を夜薔薇の刀へ込め、触れた相手の生命力を奪う紅い剣閃を放つ。グランベルの「堅忍不抜」と激突し、最後にはルミナスが競り勝った。
再誕(リ・バース)
肉体と魂を結び直し、死者を生へ戻す応用。[1]
第11巻ではヒナタの遺体とクロエの中に残っていた魂の欠片を結合し、ヒナタを完全な状態で蘇生した。
第20巻ではダグリュールとの戦いで致命傷を負ったシオンにも使用し、死の淵から引き戻している。[3]
グランベル・ロッゾ
獲得直後に、同じ「生と死」を司る「希望之王」を獲得したグランベルと一騎打ちを行った。
究極能力の格そのものは拮抗していたが、「死せる者への鎮魂歌」と「堅忍不抜」の激突を制し、長年続いた二人の因縁に決着を付けた。[1]

所有者[編集 | ソースを編集]

ルミナス・バレンタイン
八星魔王の一柱「夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)」。
書籍第11巻で「色欲者(ラスト)」を「色欲之王」へ進化させた。生と死を操る能力は、神聖魔法による治療・蘇生を得意とするルミナスの戦闘スタイルともよく噛み合っている。
第23巻で「善光之王(アフラ・マズダ)」へ進化したため、現在は所有していない。[2]

進化・派生関係[編集 | ソースを編集]

区分 能力 備考
進化前 色欲者(ラスト) ルミナス・バレンタインが所有していた固有能力
統合元
本能力 色欲之王 「生と死」を司る大罪系究極能力
進化後 善光之王(アフラ・マズダ) 第23巻でルミナスの変化に伴い進化
派生

余談[編集 | ソースを編集]

  • 「アスモデウス(Asmodeus)」は、ユダヤ・キリスト教系の伝承に登場する悪魔。『トビト記』ではサラに取り憑き、彼女と結婚しようとした七人の男を殺す悪霊として登場し、後に天使ラファエルによって追い払われる。[4]
  • 後世の悪魔学では色欲と結び付けられるようになり、七つの大罪に対応する悪魔の一柱として「色欲」を担当することでも知られる。「色欲之王(アスモデウス)」という名称は、この対応をそのまま用いたものと考えられる。
  • 一方、作中の「色欲」は単純な性的欲望として描かれているわけではない。ルミナスの能力が究極へ至った契機は、ヒナタを失った怒りと、大切な者を失いたくないという強い感情だった。名称の由来と、能力が「生と死」を司るに至った物語上の経緯は分けて考える必要がある。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第11巻、マイクロマガジン社GCノベルズ〉、2017年12月13日。ISBN 978-4-89637-678-4
  2. 2.0 2.1 2.2 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第23巻、マイクロマガジン社GCノベルズ〉、2025年11月29日。ISBN 978-4-86716-873-8
  3. 3.0 3.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第20巻、マイクロマガジン社GCノベルズ〉、2022年10月8日。ISBN 978-4-86716-339-9
  4. ASMODEUS”.Jewish Encyclopedia.2026-09-06閲覧。

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]

  • ルミナス”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-06閲覧。
  • スキル一覧”.小説家になろう.HinaProject Inc..2026-09-06閲覧。

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