トワイライト・バレンタイン
トワイライト・バレンタインとは、ヴェルダナーヴァによって創造された存在である。基軸世界上に数多の生命を創り出した。神祖、黄昏の王とも呼ばれる。
トワイライト・バレンタイン | |
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![]() 画像左上の「???」の人物。 出典:GCノベルズ 夢をつかむ、次世代型ノベルレーベル (C) MICRO MAGAZINE, INC..2025年2月6日閲覧。 | |
外国語表記 | Twilight Valentine |
初登場 | 書籍 : 転生したらスライムだった件22 |
プロフィール | |
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異名 |
神祖 黄昏の王 |
種族 |
不明 → 神智核 |
性別 | なし |
年齢 | 数万年以上 |
髪色 | 銀 |
瞳の色 |
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親族 |
ルミナス・バレンタイン(娘) 高弟達 ヴェルダナーヴァ(親) |
スキル |
強欲者 → 貪欲之王 → 悪徳之王 |
アーツ |
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武器 | 創世級 |
存在値 | 約3300万(擬竜体) |
人物
外見
容姿は娘のルミナスによく似ているが、こちらは若い青年のような顔立ちをしている。またルミナスと同じく金銀妖瞳(ヘテロクロミア)で、赤と青の目を持っているが、左右の色は反対である。服は、青みがかったタートルネックの上に、赤のスーツを羽織っている。足元は白い靴で、金の縁取りをしている。
性格
研究を好み、探求心が豊富。善も悪もなく、自身の知的好奇心を満たすためなら、己の手を汚すことを全く厭わない、極度のマッドサイエンティスト気質である。
経歴
神祖は、ヴェルダナーヴァによって世界の多様性を広げるために創り出された。しかし、彼には繁殖能力がなかったため、数万年にわたり自身の身体を研究し、「真なる人類」や「吸血鬼族」を生み出した。さらに、精霊の実体化を助けることで「地精人」や「水精人」、「火精人」、「風精人」を誕生させた。また、ダグリュール達「真なる巨人」を参考にすることで、双子の巨人を生み出し、巨人族の始祖となった。それらを含むさまざまな種族を用いた交配実験を通じて、多くの生命と種族を創造した。こうして生み出された生命体の中で、特に幾人かの始祖が「神祖の高弟」と称され、最低でも13名は存在している[1]。
また、彼は星幽体だけの存在となり、消滅しかけていたところをヴェルザードに助けられたことがある。それ以来、彼はヴェルザードを研究し、一方でヴェルザードは彼を手足のように使うことで、互いに共存する関係が築かれていた。
彼は地上の多様性を広げる一方で、邪悪な実験[注 1]を繰り返し、世界中に幾度となく災禍をもたらした。神祖は暴走を続けていたが、ヴェルダナーヴァがそれを放置していたため、調停者であるギィも手を出せずにいた。しかし最終的に、彼自身が最高傑作と評するルミナスの霊子崩壊によって完全に消滅した――かに思われていた。だが実際には、彼の心核はヴェルザードによって保護されており、あたかも消滅したかのように見せかけながら、ひそかに息を潜め続けていた
神滅混沌編
ギィに対する切り札としてヴェルザードの中に潜伏していたが、テスタロッサの「白き清浄なる世界」によってその存在が発覚。そこで疑似人格を送り出し、擬竜体を用いて戦った。 しかし、その人格はテスタロッサの操る「虚無」の前に敗れ、さらにヴェルザードの中にあった神智核と化した心核までも、カレラの放った「神滅弾」によってヴェルザードごと撃ち抜かれ、存在が完全に消滅した。
能力
研究に特化したスキルを持つ。竜種を研究することで、擬竜体を完成させ、竜種の不死性と、それに準ずる戦闘能力を手に入れた。現在、所持しているスキルは悪徳之王。
スキル
ユニークスキル
トワイライトがもともと持っていた権能。自身の自我を複製し、強欲者に宿らせてから、スキルを解放し、それを通して宿主の視点を観察していた。
究極能力
ユウキが強欲者を生贄にして強欲之王を獲得する過程を参考に、自身の強欲者から進化させたスキル。
貪欲之王を生贄にして得たスキル。権能は「思考加速・万能感知・解析鑑定・万物創造・能力複製・能力同期・時空間操作・多次元結界・永劫回帰」。
アーツ
その他
トワイライトは、ヴェルザードの魔素を利用することで強靭で高い再生能力を持つ肉体を作り上げ、さらに彼女の権能によって自身の心核を凍りつかせることで、魂が砕かれても復活できる精神を形成し、竜種の不死性を疑似的に再現した。なお、心核が不変のため、人格が変わることもない。これが擬竜体であり、その存在値は、テスタロッサの約10倍である。
装備
創世級武器
人間関係
- ヴェルダナーヴァ
- トワイライトを創造した、いわば親のような存在。親超えを宿業とするトワイライトにとっては、標的でもある。
- ルミナス・バレンタイン
- トワイライトが自らの血液から創った、彼自身の複製体であり、彼の最高傑作である。霊子崩壊で彼を一度滅ぼした。しかし、それさえも、親を超えるという宿命を成就する過程を観察するために、彼が仕組んだことだった。
- 神祖の高弟
- 神祖トワイライトが創造した作品。最低でも13名は存在した。神祖を滅ぼしたルミナスに恨みを持つものも少なくない。
- ヴェルザード
- 星幽体だけの存在となり、消滅しかけていたトワイライトを救った。それ以来、互いに共存する関係が築かれていた。トワイライトは、彼女の魔素を利用することで強靭で高い再生能力を持つ肉体を作り上げ、さらに彼女の権能によって自身の心核を凍りつかせることで、魂が砕かれても復活できる精神を形成し、擬竜体を完成させた。
余談
- 以前はどこか憎めない人物だったが、ある日を境に非道な実験に手を染めるようになったようだ[3]。そうなってしまった理由は、まだ明かされていない。
- 様々な実験を繰り返し、世界中で何度も問題を起こしているため、それらに対処させられていたレインを筆頭に、非常に嫌われている[注 2]。
- 神祖には、他者から力を吸収する権能があり、他者の生命力を奪って生きていた[5]そうだが、この権能が「強欲者」によるものなのか、自前の権能なのかは不明。
脚注
注釈
出典
- ↑ “転生したらスライムだった件 番外編~『とある休暇の過ごし方』 第08話 ☆交渉の行方☆”.小説家になろう.伏瀬.2025年2月19日閲覧。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第22巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年1月30日。ISBN 978-4-86716-707-6。第一章 悪徳の王。65頁。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第22巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年1月30日。ISBN 978-4-86716-707-6。第一章 悪徳の王。106頁。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第17巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2020年10月8日。ISBN 978-4-86716-056-5。第二章 報告と対策。297頁。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第20巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2022年10月8日。ISBN 978-4-86716-339-9。第四話 青い悪魔のひとり言。142頁。
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