大賢者

出典: 転スラ百科事典『転生したらスライムだった件Wiki』

大賢者とは?[編集 | ソースを編集]

粘性生物(スライム)に転生した三上悟が、転生直前の瀕死時に「女性経験なしのアラフォー=賢者だから大賢者も目前だった」と強く思った事で獲得した、二つのユニークスキルの片割れ(※もう一つの「捕食者(クラウモノ)」も、「次生き返ったら(女を)喰って喰いまくってやる」との願望から獲得した)。

保有者がスライムに転生して以降、何故か自律的に稼働を始めるや『世界の言葉』の権能の一部を流用して保有者と会話が可能な様に自己を改造。スキルが魂に定着するまでの九十日間を挟んだ後に保有者とのコンタクトを済ませ、共に基軸世界へと歩み出した。

以上の様にヴェルドラと出会い、「名付け」をされる以前からリムル=テンペストと付き合いのある存在がこの「大賢者(エイチアルモノ)」、より正確に言えばスキルの中に宿る『概念知性』である。

この頃は主側のリムルが「独りぼっちを誤魔化す為に無意識で設定した音声アナウンス」みたいな感覚で扱っており、大賢者側もその扱いで納得していた。しかし、『無限牢獄(インフィニティ・プリズン)』ごとリムルの『胃袋』に格納されたヴェルドラ、少し遅れて同じく格納されたイフリートに対しては大賢者が独自の判断で接触・干渉等をしていた。

なお、ユニークスキル名には独特な片仮名読みが振られる法則があるのだが、リムルは普遍的な平仮名読みの「だいけんじゃ」、もしくは「先生」と終始呼んでおり、実質的な固有名詞代わりとなっていた。

主のリムルをサポートするスキルとしての使命に忠実で、『解析鑑定』と「捕食者」を併せたスキルの改造を思い付く。更にリムルがシズさんを捕食し人間態を持つと同時に「変質者(ウツロウモノ)」の力も得た事で自在な改造能力を獲得。主側の承認も度々待たずにリムルのスキルを改変・最適化し続け、その過程でスライムとしての固有能力も「捕食者」に統廃合、「ただ」のスライムより逸脱した存在へと変えていた。

ここまでやらかしても、『主(リムル)の無意識領域の化身』ぐらいで自己認識が止まっていた大賢者だったが、世界の理不尽に打ちひしがれてもなお抗おうとするリムルをより強力に支える事を望んだ大賢者、いや中身の概念知性は“魔王への進化(ハーベストフェスティバル)”に入り休眠状態となった主の中で試行錯誤を行い、自らの宿る「大賢者」へ「変質者」を統廃合し究極能力「智慧之王」を半ば意図的に獲得する結果を自律的に導き出した。

これがブレイクスルーとなり、概念知性は明確な自我に目覚めて独自の行動をリムルに先んじて取る事を能動的に行う様へなり、それによって著しく自我を発達させた。そしてリムルより「シエル」と名付けられる事で情報生命体(デジタルネイチャー)・神智核(マナス)へと至るのだった。

シエルから逆算して、自我の芽生えた「智慧之王」時代を雛鳥とすれば、この「大賢者」時代は卵の頃と比喩すべきか。

だが振り返ってみると、『ただのスライム』の自称が白々しくなる程に魔物としてのルーツが謎に包まれたリムル以上に謎なのが、この概念知性ことシエルのルーツである。

リムルに関してはとある存在と深い縁があるのが示唆されているが、そのとある存在が最も大切にしていた人物のイメージがシエルへと重ねられる。また書籍版23巻、件の人物は世界に散った魂の欠片をシエルによって集積・統合され復活するも、「魂の欠片の収集率は九十九%以上=一%未満が行方不明という事実も判明している。

勇者クロノア:『無限牢獄』を通して関わりもあった、『予め「名付け」られていた勇者の別人格』から、神智核/情報生命体へと進化した先達。一方で進化を促したのは智慧之王=覚醒前のシエルであり、これを前例にシエル自身も後追いで進化した格好ともなった。

勇者(転スラ):世界に認められた覚醒勇者となる=その身に宿る特定属性の精霊が聖霊に進化する事を「勇者の“卵”が孵る」と比喩されており、上のクロノアもその一人。

ヴェルザード、ヴェルグリンド、ヴェルドラ=テンペスト:リムル以外にシエルの存在を認識した、世界の創造主の妹達と弟であり竜種。妹二人は世界の法則に当たり前の様に干渉・改変可能なシエルの存在に驚愕する一方、大賢者/概念知性時代からの付き合いであるヴェルドラはだらしない態度等にダメ出しし課題を申し付ける、「名付け」を連発しようとするリムルのエネルギータンクにする等、容赦なく厳しい扱いをして尻に敷いていた。