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'''井沢静江''' | {{Otheruses|井沢静江(キャラクター)|アニメ第6話|シズ (エピソード)}} | ||
'''井沢静江'''(いざわ しずえ)は、日本から召喚された[[異世界人]]。炎の上位精霊[[イフリート]]を身に宿す[[魔人]]で、[[冒険者]]・{{ruby|[[精霊使役者]]|エレメンタラー}}として「'''爆炎の支配者'''」の異名を得た。'''シズエ・イザワ'''、'''シズ'''とも呼ばれ、愛称は「'''シズさん'''」。[[リムル=テンペスト]]が異世界で初めて出会った同郷の人物であり、その姿と願いはリムルに受け継がれた。<ref name="書籍1">{{本引用|type=書籍|巻数=1}}</ref> | |||
{{登場人物 | {{登場人物 | ||
|画像1 = | |画像1={{Infobox画像スライダー | ||
| | |画像1=https://gcnovels.jp/slime/img/chara/img_chara_L_hum_02.jpg | ||
|読み = | |alt1=書籍版のシズ | ||
|外国語表記 = Shizue Izawa | |説明1=[[みっつばー]]による書籍版のシズ。 | ||
|初登場 = | |出典1=[https://gcnovels.jp/slime/character.html キャラクター|GCノベルズ]。©Fuse ©Mitz Vah ©MICRO MAGAZINE, INC.。2026年9月7日閲覧。 | ||
|声優 = [[jawp:花守ゆみり|花守ゆみり]] | |画像2=https://www.ten-sura.com/4GfGdAp7/wp-content/themes/tensura_portal/assets/images/character/shizu/character-image.png?v=6 | ||
|俳優 = [[jawp:七木奏音|七木奏音]] | |alt2=アニメ版のシズ | ||
|説明2=アニメ版のシズ。腰に抗魔の仮面を携えている。 | |||
|出典2=[https://www.ten-sura.com/character/shizu シズ|「転生したらスライムだった件」ポータルサイト]。©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会。2026年9月7日閲覧。 | |||
|画像3=https://www.ten-sura.com/4GfGdAp7/wp-content/themes/tensura_portal/anime/tensura-portal-anime-tensura-nikki/assets/images/character/shizu/character-image.png | |||
|alt3=転スラ日記のシズ | |||
|説明3=アニメ『[[転スラ日記]]』のシズ。 | |||
|出典3=[https://www.ten-sura.com/anime/tensura-nikki/character/shizu シズ|アニメ「転スラ日記」]。©柴・伏瀬・講談社/転スラ日記製作委員会。2026年9月7日閲覧。 | |||
}} | |||
|画像説明1= | |||
|読み=いざわ しずえ | |||
|外国語表記=Shizue Izawa<br />Shizu | |||
|初登場=書籍:[[転生したらスライムだった件1|第1巻]]<br />漫画:第6話「[[運命の人]]」{{s|(水晶占い)}}、第8話「[[懐かしい香り]]」{{s|(本格登場)}}<br />アニメ:第1話「[[暴風竜ヴェルドラ]]」{{s|(幼少期)}}、第5話「[[英雄王ガゼル・ドワルゴ]]」{{s|(水晶占い)}}、第6話「[[シズ (エピソード)|シズ]]」{{s|(本格登場)}} | |||
|声優=[[jawp:花守ゆみり|花守ゆみり]] | |||
|俳優=[[jawp:七木奏音|七木奏音]] | |||
}} | }} | ||
{{登場人物 | {{登場人物 | ||
|タイトル = プロフィール | |タイトル=プロフィール | ||
|別名=シズエ・イザワ<br />シズ | |||
|称号=爆炎の支配者<br />[[英雄]] | |||
|愛称=シズさん | |||
|加護=魔王の加護 | |||
|別名 = シズエ・イザワ<br />シズ | |種族=[[人間]] → [[魔人]](炎の魔人) | ||
|性別=女性 | |||
|称号 = [[英雄]] | |年齢=約70歳{{s|(リムルとの出会いの頃)}}<br />8歳{{s|(書籍版の召喚時)}} | ||
|愛称 = シズさん | |出身=[[jawp:日本|日本]]・東京 | ||
|髪色=黒 | |||
|職業=教師{{s|([[Sクラス]])}}<br />教導官<br />[[冒険者]] | |||
|所属=[[黄金郷エルドラド]]<br />日本 | |||
|加護 = 魔王の加護 | |所属組織=[[レオン・クロムウェル]]の配下{{s|(かつて)}}<br />[[自由学園]]<br />[[自由組合]]<br />[[冒険者互助組合]]<br />[[魔法騎士団]] | ||
|親族=母親<br />父親{{s|(出征中)}}<br />[[三上悟]]{{s|(孫・書籍第23巻)}} | |||
|種族 = [[ | |スキル=[[変質者]]<br />[[炎熱操作]] | ||
|性別 = 女性 | |主な魔法=[[精霊魔法]]<br />精霊召喚:イフリート<br />{{ruby|[[極炎獄霊覇]]|インフェルノフレイム}}{{s|(アニメ)}} | ||
|年齢 = 約70歳{{s| | |装備=[[抗魔の仮面]]<br />剣 | ||
|出身 = [[jawp:日本|日本]] | |冒険者ランク=A+ | ||
|髪色 = | |||
|職業 = 教師{{s|([[Sクラス]])}}<br />教導官<br />[[冒険者]] | |||
|所属 = [[黄金郷エルドラド]]<br />日本 | |||
|所属組織 = [[自由学園]]<br />[[自由組合]]<br />冒険者互助組合<br />[[魔法騎士団]] | |||
|親族 = 母親<br />父親{{s|(出征中)}} | |||
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|主な魔法 = [[ | |||
| | |||
| | |||
| | |||
|冒険者ランク = A+ | |||
}} | }} | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
戦時中の東京から[[魔王]][[レオン・クロムウェル|レオン]]によって[[基軸世界]]に召喚され、イフリートと同化した女性。炎の力と剣術を駆使して人々を救い、西側諸国に名を知られる英雄となった。後年は冒険者の育成に携わり、[[神楽坂優樹]]や[[坂口日向]]、自由学園の子供たちを教えた。<ref name="書籍公式">{{web引用|url=https://gcnovels.jp/slime/character.html|タイトル=キャラクター -CHARACTER-|閲覧日=2026年9月7日|website=転生したらスライムだった件|GCノベルズ|publisher=マイクロマガジン社}}</ref><ref name="アニメ公式">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/character/shizu|タイトル=シズ|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
死期を悟ってレオンを訪ねる旅に出た際、[[ジュラの大森林]]でリムルと出会う。短い交流の末に生涯を終えたが、彼女が残した教え子、仮面、能力は、その後もリムルの歩みに深く関わっていく。<ref name="書籍1" /> | |||
== 人物 == | == 人物 == | ||
=== 外見 === | |||
黒髪の女性。顔には幼少期に負った火傷の痕があり、普段は白地に赤い模様の入った[[抗魔の仮面]]を着けている。イフリートとの同化により若い姿を保っており、リムルと出会った時も十代後半ほどに見えた。イフリートを失うと老化が進み、最期には実年齢に相応しい姿となる。<ref name="書籍1" /><ref name="漫画2">{{本引用|type=漫画|巻数=2}}</ref> | |||
=== | 人型のリムルの顔立ちは、捕食されたシズの姿を基にしている。ただし、リムルの髪は銀青色で、肉体にも男女の性別はない。<ref name="書籍1" /><ref name="漫画3">{{本引用|type=漫画|巻数=3}}</ref> | ||
=== 性格 === | === 性格 === | ||
穏やかで面倒見がよく、苦しむ人を放っておけない。自身を救った勇者に倣い、冒険者として人々を助け、引退後も後進を育てた。同郷の異世界人を気に掛け、特に自分と同じく幼くして召喚された子供たちの境遇には心を痛めていた。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍4">{{本引用|type=書籍|巻数=4}}</ref> | |||
一方、異世界での生活を無条件に受け入れていたわけではない。自分を召喚したレオンへの恨みや、イフリートに身体を奪われる恐怖を抱え続けた。異世界を嫌いながらも、そこで出会った人々まで憎むことはできず、その思いを最期にリムルへ語っている。<ref name="書籍1" /> | |||
日本への郷愁も強い。生きていた時代はリムルと異なるものの、復興した故郷の光景を見せられた際には涙を流した。<ref name="漫画2" /> | |||
== 経歴 == | == 経歴 == | ||
=== 召喚とイフリートとの同化 === | |||
戦時中の東京で母親と暮らしていたが、8歳の時に空襲に巻き込まれる。炎に包まれる中、レオンの召喚によって異世界へ渡った。その際、炎に対する恐怖から「[[炎熱操作]]」と「[[炎熱<ref name="書籍1" /> | |||
召喚された時点で重い火傷を負っていたシズに対し、レオンは炎への適性を見いだし、上位精霊イフリートを憑依させた。これにより一命を取り留め、幼い召喚者を死に至らしめる魔素の暴走も免れたが、以後はイフリートと一つの身体を共有することになる。<ref name="書籍1" /><ref name="イフリート公式">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/character/ifrit|タイトル=イフリート|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
レオンの下では魔人として過ごし、[[クロード]]から剣術を学んだ。自身の意思を持つシズと、レオンへの忠誠を優先するイフリートとの間には隔たりがあった。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍11">{{本引用|type=書籍|巻数=11}}</ref> | |||
幼少期には[[ピリノ]]と親しくなり、風狐の[[ピズ]]を共に可愛がっていた。しかし、ピズがレオンを威嚇すると、イフリートは敵対行為と判断してシズの身体を支配し、ピズとピリノを焼き殺した。友人を自分の手で失ったこの出来事は、シズに深い傷を残した。<ref name="アニメ7">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第7話「爆炎の支配者」。{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no7|タイトル=爆炎の支配者|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
=== 勇者との出会い === | |||
レオンが去った城で、訪れた仮面の勇者と対峙する。勇者はシズを救い、イフリートを抑えるための抗魔の仮面を与えた。シズは勇者に保護され、共に過ごす中で人としての心を取り戻していく。<ref name="書籍1" /><ref name="アニメ8">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第8話「受け継がれる想い」。{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no8|タイトル=受け継がれる想い|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
その勇者は、未来から過去へ渡った[[クロエ・オベール]]と[[坂口日向|ヒナタ]]に連なる存在だった。シズを助けた時には、クロエの身体でヒナタが活動していた。シズは後に二人を教えることになるが、この時点ではその関係を知らない。<ref name="書籍11" /> | |||
=== 爆炎の支配者 === | |||
勇者に救われた後、シズは勇者とともに旅をし、世界のことや魔法を学んだ。その旅の中で人々を助け、剣と炎の力を振るううちに「爆炎の支配者」と呼ばれるようになった。勇者と別れた後も、その名で冒険者として活動を続け、[[冒険者互助組合]]にも協力した。<ref name="書籍1" /><ref name="アニメ93">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第93話「勇者クロノア・後編」。{{web引用|url=https://v-storage.jp/bv_news/284915/|タイトル=9月4日(金)放送 TVアニメ『転生したらスライムだった件 第4期』第93話あらすじ&場面写真公開!|閲覧日=2026年9月8日|website=V-STORAGE|publisher=バンダイナムコフィルムワークス}}</ref> | |||
年月とともにイフリートを抑える負担が増し、やがて冒険者の第一線を退く。[[ハインツ]]の勧めもあって[[イングラシア王国]]へ赴き、教導官として新人たちを指導した。<ref name="書籍1" /> | |||
=== フィルトウッド王国の事件 === | |||
勇者と別れて間もない、英雄として全盛期を迎えた頃、[[フィルトウッド王国]]の悪魔討伐依頼を受ける。多数の冒険者が集められた依頼は、王国の中枢を乗っ取った悪魔たちが冒険者を生贄にするための罠だった。シズは依頼の裏を知らないまま現地へ入り、冒険者を皆殺しにしようとした悪魔「クロ」と対立する。<ref name="アニメ24">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第24話「外伝:黒と仮面」。{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no24|タイトル=外伝:黒と仮面|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref name="合同インタビュー" /> | |||
シズは剣と炎の力でクロに挑み、{{ruby|[[極炎獄霊覇]]|インフェルノフレイム}}まで放つが、力の差は大きく追い詰められる。クロが抗魔の仮面に触れた瞬間、その腕が破壊されたため、シズは命を拾った。その後、クロが王国に潜む悪魔たちを排除し、事件は「シズが悪魔を討伐した」という形で処理された。<ref name="アニメ24" /> | |||
=== 教師として === | |||
同郷の異世界人であるユウキとヒナタを引き取り、剣術や異世界で生きる術を教えた。後にヒナタは独立し、ユウキは冒険者互助組合を発展させて[[自由組合]]の総帥となる。シズも指導者としてユウキを支えた。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍公式" /> | |||
さらに、各国から保護された幼い召喚者を自由学園で受け持つ。最後の教え子は[[三崎剣也|ケンヤ]]、[[関口良太|リョウタ]]、[[ゲイル・ギブスン]]、[[アリス・ロンド]]、[[クロエ・オベール]]の5人だった。子供たちは召喚時に取り込んだ魔素を制御できず、余命を限られていた。シズは彼らを救う方法を求めていたが、自身にもイフリートを抑え切れなくなる時が迫っていた。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍4" /> | |||
=== 最後の旅とリムルとの出会い === | |||
レオンへの心残りを抱えたまま、最後の旅に出る。ジュラの大森林へ向かう[[カバル]]、[[エレン]]、[[ギド]]と同行し、森に築かれつつあったリムルの村へ辿り着いた。<ref name="書籍1" /><ref name="漫画2" /> | |||
言葉を話すスライムに驚きながらも、リムルが自分と同じ日本から来た存在だと知り、心を通わせる。リムルは思念伝達で現代の日本を見せ、シズは故郷が復興したことを喜んだ。<ref name="漫画2" /> | |||
しかし、滞在中にイフリートが暴走し、シズの身体を奪って顕現する。リムルは周囲を守りながら戦い、最終的に『[[捕食者]]』でイフリートを取り込み、シズを救い出した。<ref name="書籍1" /><ref name="アニメ7" /> | |||
=== 最期と遺志 === | |||
イフリートを失ったことで、それまで保たれていた肉体の若さも失われる。寿命の尽きようとするシズは、自分の過去とレオンへの思いを語り、リムルの中で眠りたいと願った。リムルはその願いを受け入れ、シズを捕食する。<ref name="書籍1" /><ref name="アニメ8" /> | |||
リムルには人間への擬態と『[[変質者]]』などの能力が残され、抗魔の仮面も形見となった。後にリムルは、シズの心残りであった子供たちを救うためイングラシアへ赴く。上位精霊を宿したシズの生存例を手掛かりに、[[ラミリス]]の[[精霊の棲家]]で教え子たちを救済した。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍4" /> | |||
シズの死は、ヒナタとリムルの対立にも関わった。ヒナタはリムルが師を殺して姿を奪ったと伝えられ、敵として彼に刃を向ける。二人が事情を話し合い、誤解を解くのはその後のことである。<ref name="書籍4" /><ref name="書籍7">{{本引用|type=書籍|巻数=7}}</ref> | |||
=== 教え子との再会 === | |||
書籍第11巻では、クロエを救おうとするリムルの前にシズの姿が現れる。魂の内側でヒナタやクロエと再会し、かつて自分を救った勇者と教え子たちの関係を知ることになった。<ref name="書籍11" /> | |||
=== 日本での生涯 === | |||
書籍第23巻では、日本へ帰ることと、三上悟との血縁が描かれる。シズはリムルに救われて日本で生き、その後、三上悟の祖母となった。異世界でリムルと出会った女性は、彼の転生前の人生にも関わっていたことになる。<ref name="書籍23">{{本引用|type=書籍|巻数=23}}</ref><ref>{{web引用|url=https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/311735/blogkey/3543667/|タイトル=完結について -原作者所感-|閲覧日=2026年9月7日|website=伏瀬の活動報告|publisher=伏瀬}}</ref> | |||
=== 死後の登場(転スラ日記) === | |||
本編で亡くなった後も、[[転スラ日記]]では回想や夢、幽霊のような姿で登場する。アニメ第6話「うつろいかわる」では、お盆を迎えた[[魔国連邦]]に人魂をまとって現れ、自分と同じ顔をしたリムルの暮らしを見守った。生前の教師時代を描く漫画の番外編もあり、シズが子供たちと接していた様子が補われている。<ref name="日記アニメ6">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura-nikki/story/no6|タイトル=うつろいかわる|閲覧日=2026年9月7日|website=アニメ「転スラ日記」|publisher=転スラ日記製作委員会}}</ref><ref>{{Tweet引用|ユーザー名=sivvatwit|id=1148058792195551233|タイトル=「転スラ日記」22話、番外シズさん編の更新告知|閲覧日=2026年9月7日|著者=柴}}</ref><ref>{{Tweet引用|ユーザー名=sivvatwit|id=1176996909661048832|タイトル=シズと子供たちの物語について|閲覧日=2026年9月7日|著者=柴}}</ref> | |||
漫画第60話「黒のひとりごと」では、ディアブロの回想を通じて、シズとの出会いと別れが描かれる。アニメ第24話では語られなかった、ディアブロから見たシズの姿を補うエピソードである。<ref name="日記60">{{本引用|type=日記|巻数=7|タイトル=第60話「黒のひとりごと」}}</ref> | |||
== 能力 == | == 能力 == | ||
剣術と炎の力を併用する戦士。A+ランクの冒険者であり、イフリートを宿す[[精霊使役者]]として高い戦闘力を持つ。一方で、イフリートの意思を抑えながら戦う必要があり、年を経るにつれてその負担が増していた。<ref name="書籍1" /> | |||
=== スキル === | === スキル === | ||
;{{ruby|[[変質者]]|ウツロウモノ}} | |||
:{{ruby|[[特殊能力]]|ユニークスキル}}。異なる性質を一つにする「統合」と、一つの対象から異なる性質を取り分ける「分離」を持つ。シズがイフリートと同化しながらも自我を保つ支えとなった。死後はリムルに受け継がれ、能力の統合や分離に用いられる。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍公式" /> | |||
;[[炎熱操作]] | |||
:炎や熱を操る{{ruby|[[特別能力]]|エクストラスキル}}。シズの炎の力を支える能力で、リムルがシズから受け継いだスキルの一つ。<ref name="書籍1" /> | |||
=== 耐性 === | === 耐性 === | ||
;[[炎熱耐性]] | |||
:炎の上位精霊であるイフリートを宿せるほどの炎への適性を持つ。イフリートとの同化後も炎熱によって身体を損なわず、炎を用いた戦闘を行える。<ref name="書籍1" /><ref name="イフリート公式" /> | |||
=== アーツ === | === アーツ === | ||
固有名付きのアーツは作中で確認されていない。 | |||
=== 魔法 === | === 魔法 === | ||
;[[元素魔法]] | |||
;[[精霊魔法]] | |||
:イフリートの力を介して炎を操る魔法。シズは精霊召喚によってイフリートを身に宿し、その力を戦闘に用いる。<ref name="イフリート公式" /><ref name="書籍1" /> | |||
;{{ruby|[[極炎獄霊覇]]|インフェルノフレイム}} | |||
:炎の精霊王(エレメンタルロード)の力を一部借りて放つ、究極の[[精霊魔法]]。アニメ第24話の追加描写でクロに放ったが、倒すには至らなかった。<ref name="極炎獄霊覇公式">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/keyword|タイトル=用語集|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref name="アニメ24" />『極炎獄霊覇』はシズだけの技ではない。書籍第7巻では、[[ギャルド]]の姿を取った火曜師[[アーズ]]が、聖騎士団の力を借りて使用している。<ref name="書籍7" /><ref name="漫画21">{{本引用|type=漫画|巻数=21}}</ref><ref name="アニメ56">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第56話「ボタンのかけ違い」。{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no60|タイトル=ボタンのかけ違い|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref name="アニメ58">TVアニメ『転生したらスライムだった件』第58話「神と魔王」。{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no62|タイトル=神と魔王|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref>アーズは[[七曜の老師]]の火曜師で、公式には一人一人が仙人級の存在とされる。書籍第7巻では、ヒナタがアーズの火力を全盛期のシズに及ばないものとして扱っているため、シズは少なくともアーズを上回る火力を持っていたとみられる。<ref group="注">ただし、アーズの『極炎獄霊覇』は聖騎士団との連携で放たれたものであり、シズの単独使用とそのまま威力を比べることはできない。</ref><ref name="ギャルド公式">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/character/garde|タイトル=ギャルド|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref name="七曜公式">{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/character/seven_days_clergy|タイトル=七曜の老師|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref name="書籍7" /> | |||
=== その他 === | === その他 === | ||
< | ;剣術 | ||
:[[クロード]]に教わった剣術を修め、炎を扱う力と組み合わせて戦う。後にヒナタやユウキの師となり、自身の技術を伝えた。アニメ第24話では、クロを相手に剣による接近戦と炎の攻撃を繰り出している。<ref name="書籍11" /><ref name="書籍公式" /><ref name="アニメ24" /> | |||
;イフリートとの同化 | |||
:炎の上位精霊を身体に宿すことで、召喚直後の魔素の暴走を免れた。同化は生命を維持し、若い外見を保つ一方、シズが衰えるとイフリートに身体の主導権を奪われる危険を伴った。<ref name="書籍1" /><ref name="イフリート公式" /><ref name="アニメ7" /> | |||
=== 装備 === | === 装備 === | ||
;[[抗魔の仮面]] | |||
:勇者から譲り受けた仮面。魔力を抑え、イフリートによる身体の支配を抑制するために用いた。火傷のある素顔を隠す役割もあった。シズの死後はリムルが受け継ぎ、さらにクロエへ渡す。過去へ遡ったクロエたちから再びシズへ渡されるため、仮面は時を越えて持ち主の間を巡っている。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍4" /><ref name="書籍11" /> | |||
:アニメ第24話では、仮面を攻撃したクロの腕が破壊された。クロはその時間圧に着目し、以後のシズと仮面に関心を抱く。この現象はシズが剣や魔法でクロを上回ったことによるものではなく、仮面自体の特異性に由来する。<ref name="アニメ24" /> | |||
;剣 | |||
:冒険者として携行する武器。炎の攻撃と併せて使用する。アニメでは背に帯びた剣を抜いて戦う姿が描かれる。<ref name="アニメ24" /> | |||
== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
;[[リムル=テンペスト]]/[[三上悟]] | |||
:最後の旅で出会った同郷人。自身の姿、能力、心残りを受け継いだ相手である。書籍第23巻では、転生前の三上悟がシズの孫であることが明らかになる。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍23" /> | |||
;[[レオン・クロムウェル]] | |||
:召喚者であり、イフリートを宿らせた人物。シズにとっては命の恩人であると同時に、苦しみを与えた相手でもあった。レオンの側にはシズを人間の社会へ帰そうとする意図があったが、それが彼女に十分に伝わらず、長くわだかまりが残った。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍11" /> | |||
;[[カリス|イフリート(カリス)]] | |||
:一つの身体を共有した上位精霊。レオンを巡る考え方の違いもあってシズとは反発し、十分に理解し合えなかった。リムルに捕食された後も存在し続け、[[ヴェルドラ=テンペスト]]と交流する。<ref name="書籍1" /><ref name="漫画3" /> | |||
;[[クロエ・オベール]]/[[クロノア]] | |||
:最後の教え子の一人で、シズを救った勇者とも深く結び付く。シズが仮面を受け取ってからリムルに出会うまでの人生は、クロエたちの時間遡行とつながっている。<ref name="書籍4" /><ref name="書籍11" /> | |||
;[[坂口日向]] | |||
:同郷の弟子。シズから学び、後に[[西方聖教会]]の聖騎士として頭角を現した。師を深く慕う一方、去り際には距離を置くような態度を取った。過去では勇者としてシズを救っており、二人は互いの師でもある。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍7" /><ref name="書籍11" /> | |||
;[[神楽坂優樹]] | |||
:同郷の弟子で、自由組合の総帥。シズは指導者としてその活動を支えた。リムルが自由学園の教師となる際にも、シズとのつながりが二人を結び付ける。<ref name="書籍1" /><ref name="書籍4" /> | |||
;[[三崎剣也]]、[[関口良太]]、[[ゲイル・ギブスン]]、[[アリス・ロンド]] | |||
:クロエとともに自由学園で教えた召喚者の子供たち。彼らを救えなかったことが心残りとなり、その願いはリムルに託された。<ref name="書籍4" /> | |||
;[[クロード]] | |||
:レオンの配下で、シズの剣術の師。<ref name="書籍11" /> | |||
;[[ピリノ]]、[[ピズ]] | |||
:レオンの下で暮らしていた頃の友人と風狐。イフリートがシズの身体を奪った際に命を落とした。<ref name="アニメ7" /> | |||
;[[ハインツ]]、[[フューズ]] | |||
:ブルムンドの冒険者互助組合・自由組合を通じた知人。ハインツはシズが教導官として活動するきっかけを作り、フューズは最後の旅に関わる。<ref name="書籍1" /> | |||
;[[カバル]]、[[エレン]]、[[ギド]] | |||
:最後の旅の同行者。シズと共にリムルの村を訪れ、イフリートの暴走にも居合わせた。<ref name="漫画2" /> | |||
;[[ディアブロ]] | |||
:アニメ「外伝:黒と仮面」で出会った悪魔。当時はクロと名乗っており、シズとの戦いを通じて抗魔の仮面の異常な性質に気付いた。<ref name="アニメ24" /> | |||
== 各媒体での描写 == | |||
=== 漫画 === | |||
[[川上泰樹]]による漫画版では、第6話「運命の人」の水晶占いで姿が示され、第8話「懐かしい香り」でリムルと対面する。第9話「炎の魔人」でイフリートとの戦い、第10話「受け継がれる想い」で別れが描かれる。<ref name="漫画2" /><ref name="漫画3" /> | |||
アニメ化の際には、漫画で後回しにしていたシズの過去が先に掘り下げられた。伏瀬と川上泰樹は、漫画で過去を扱う時期について相談していたことをインタビューで語っている。<ref name="合同インタビュー">{{web引用|url=https://ln-news.com/articles/90632|タイトル=【特集】『転生したらスライムだった件』アニメ第2期決定&4作品同時発売記念インタビュー【第8弾:伏瀬先生&川上泰樹先生】|閲覧日=2026年9月7日|website=ラノベニュースオンライン}}</ref> | |||
=== アニメ === | |||
第1話冒頭で、空襲の中を母親と逃げる幼少期の姿が描かれる。これはシリーズ構成の[[jawp:筆安一幸|筆安一幸]]の提案による構成で、後の登場に先立ってシズの過去を示している。<ref name="アニメ制作インタビュー">{{web引用|url=https://animeanime.jp/article/2019/01/29/43045_2.html|タイトル=「転スラ」あえて時流の真逆いく、2クールかけてじっくり描く意義は?伏瀬先生&杉本Pに聞く【インタビュー】|閲覧日=2026年9月7日|website=アニメ!アニメ!|publisher=イード}}</ref> | |||
第6~8話ではリムルとの出会い、イフリートの暴走、最期までを描く。第21~23話では教え子たちの救済が扱われ、その後もヒナタらの回想を通じて登場する。第4期第21話に当たる通算第93話「勇者クロノア・後編」では、勇者クロノアとして旅をしていたヒナタと、すでに「爆炎の支配者」と呼ばれていたシズが描かれた。<ref name="アニメ8" /><ref name="アニメ93" /><ref>{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura/story/no21|タイトル=シズさんの教え子達|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref><ref>{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/news/anime/tensura/news/post/11780|タイトル=TVアニメ『転スラ 第4期』放送記念!第93話サイン入りアフレコ台本プレゼントキャンペーン|閲覧日=2026年9月8日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
==== 外伝:黒と仮面 ==== | |||
第24話は、伏瀬の書き下ろしによるアニメオリジナル作品であり、経歴の「フィルトウッド王国の事件」に当たる。原作者は、勇者と別れた後の英雄として全盛期を迎えた初期のシズを描いた作品だと説明している。<ref>{{web引用|url=https://v-storage.jp/anime/etc-anime/112839/|タイトル=『転生したらスライムだった件』2020年始動!!TVアニメ続編制作決定!!|閲覧日=2026年9月7日|website=V-STORAGE|publisher=バンダイナムコフィルムワークス}}</ref><ref name="合同インタビュー" /> | |||
=== 転スラ日記 === | |||
漫画版では22日記「番外シズさん編」と第60日記「黒のひとりごと」で、生前のシズやディアブロとの関わりが補われる。アニメ版では第6話「うつろいかわる」に登場する。公式キャラクターページでも、シズはリムルの運命に大きな影響を与えた女性として紹介されている。<ref name="日記60" /><ref name="日記アニメ6" /><ref>{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/anime/tensura-nikki/character/shizu|タイトル=シズ Shizu|閲覧日=2026年9月7日|website=アニメ「転スラ日記」|publisher=転スラ日記製作委員会}}</ref> | |||
=== 転ちゅら! === | |||
『[[転ちゅら! 転生したらスライムだった件]]』でも、シズとの出会いがリムルの人間への擬態につながる。ただし、人型になったリムルが3歳児の姿になるという設定から物語が展開する。<ref>{{web引用|url=https://comic-days.com/episode/316112896809612125|タイトル=転ちゅら! 転生したらスライムだった件|閲覧日=2026年9月7日|website=コミックDAYS|publisher=講談社}}</ref> | |||
第30話「シズさんのお墓参り」では、リムルたちがシズの墓を訪れる。死後もリムルたちの記憶に残る人物として描かれている。<ref>{{web引用|url=https://pocket.shonenmagazine.com/title/00780/episode/326244|タイトル=第30話 シズさんのお墓参り|閲覧日=2026年9月7日|website=マガポケ|publisher=講談社}}</ref> | |||
=== 特典小説 === | |||
アニメ第1期のBlu-ray特典小説では、生前のシズが主人公を務める。リムルとは異なる立場から、この世界の危険や英雄としての活動を描いた外伝である。<ref name="アニメ制作インタビュー" /><ref name="合同インタビュー" /> | |||
特装限定版第2巻には「井沢静江の章―冒険者編―〈前編〉」を収録。若き日のフューズも登場し、シズの冒険者時代が描かれる。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=ten_sura_anime|id=1111192214405697537|タイトル=Blu-ray第2巻特典小説「井沢静江の章―冒険者編―〈前編〉」の告知|閲覧日=2026年9月7日|著者=【公式】アニメ『転生したらスライムだった件』}}</ref> | |||
『[[転生したらスライムだった件 テンペストストーリーズ]]』の異世界回想BOXなどには、伏瀬の書き下ろし小説「'''シズ先生と日本談義'''」が収録された。<ref name="日本談義告知">{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_csgame|id=1784417259617914939|タイトル=異世界回想BOX紹介・原作者書き下ろし小説「シズ先生と日本談義」|閲覧日=2026年9月7日|著者=【公式】転生したらスライムだった件 テンペストストーリーズ}}</ref><ref>{{web引用|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001299.000051316.html|タイトル=『転スラ』初の家庭用ゲーム!2024年8月8日発売『転生したらスライムだった件 テンペストストーリーズ』|閲覧日=2026年9月7日|website=PR TIMES|publisher=バンダイナムコエンターテインメント}}</ref> | |||
=== ゲーム === | |||
==== 魔王と竜の建国譚 ==== | |||
『[[転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚]]』(まおりゅう)では、シズエ・イザワとして登場する。本編の衣装に加え、ゲーム独自の装いが複数用意されている。 | |||
{| class="wikitable" style="width:100%;" | |||
! style="width:30%;" | 名称 !! 特徴 | |||
|- | |||
| [希夢ノ贈答]シズエ・イザワ || 贈り物をテーマにした姿。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_m_game|id=1601894567506321408|タイトル=[希夢ノ贈答]シズエ・イザワ登場予告|閲覧日=2026年9月7日|著者=転スラ「まおりゅう」公式}}</ref> | |||
|- | |||
| [高雅ノ麗夏]シズエ・イザワ || 「夏の思い出」勢力のキャラクター。弱点特攻を扱う。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_m_game|id=1681620110510006273|タイトル=[夏の思い出]勢力 Part.1 スカウト|閲覧日=2026年9月7日|著者=転スラ「まおりゅう」公式}}</ref> | |||
|- | |||
| [白玄ノ剣客]シズエ・イザワ || 2周年に登場。みっつばーの描き下ろしイラストによる姿。<ref>{{web引用|url=https://ten-sura-m.bn-ent.net/news/2916/|タイトル=「転スラ」まおりゅうリリース2周年!|閲覧日=2026年9月7日|website=転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚|publisher=バンダイナムコエンターテインメント}}</ref> | |||
|- | |||
| [強護ノ意志]シズエ・イザワ || 奥義発動魂の変換などを行うキャラクター。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_m_game|id=1753226737390063881|タイトル=[強護ノ意志]シズエ・イザワ登場予告|閲覧日=2026年9月7日|著者=転スラ「まおりゅう」公式}}</ref> | |||
|- | |||
| [炎霊武装]シズエ・イザワ || アプリ独自の装いで登場した極★5キャラクター。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_m_game|id=1797584018268983802|タイトル=[炎霊武装]シズエ・イザワ ピックアップスカウト|閲覧日=2026年9月7日|著者=転スラ「まおりゅう」公式}}</ref> | |||
|- | |||
| [黒装ノ支配者]シズエ・イザワ || 「魔を狙う復讐の炎」スカウトで紹介された姿。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=tensura_m_game|id=2037148848322461900|タイトル=魔を狙う復讐の炎 スカウト開催告知|閲覧日=2026年9月7日|著者=転スラ「まおりゅう」公式}}</ref> | |||
|} | |||
「シズ先生と日本談義」もイベントとして登場する。『転スラ日記』作者の柴は、そのシナリオを以前から資料として受け取っていたことを明かしている。<ref>{{Tweet引用|ユーザー名=sivvatwit|id=1899637962503262247|タイトル=「シズ先生と日本談義」と「まおりゅう」イベントについて|閲覧日=2026年9月7日|著者=柴}}</ref> | |||
==== 魔国連邦創世記 ==== | |||
『[[転生したらスライムだった件 ~魔国連邦創世記~]]』(スラテン)にも登場する。通常の冒険者姿に加え、温泉を題材とするイベントや、水着姿のシズを扱う「爽快!WaterPlay♪」など、独自の衣装での登場もあった。<ref>{{web引用|url=https://page.line.me/oit2580f/media/225150919351533/item/1157433172609073700|タイトル=魔物の国の秘湯探索・前編|閲覧日=2026年9月7日|website=スラテン公式/転生したらスライムだった件 LINE公式アカウント}}</ref><ref>{{web引用|url=https://ascii.jp/elem/000/004/062/4062173/|タイトル=『転スラ ロードオブテンペスト』水着姿のシズさんなどが登場するイベントを開催|閲覧日=2026年9月7日|website=ASCII.jp|publisher=角川アスキー総合研究所}}</ref> | |||
==== テンペストストーリーズ ==== | |||
シズに関わる要素として、前述の特典小説のほか、シーズンパス特典に追加サブクエストセット「'''シズの思い出'''」が用意されている。<ref>{{web引用|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1614676.html|タイトル=「転スラ」のストーリーを追体験できるアクションRPG「転生したらスライムだった件 テンペストストーリーズ」本日発売|閲覧日=2026年9月7日|website=GAME Watch|publisher=インプレス}}</ref> | |||
==== コラボレーション作品 ==== | |||
他作品とのコラボレーションでも、シズ本人やイフリートとの関係を取り入れたキャラクターが登場する。 | |||
{| class="wikitable" style="width:100%;" | |||
! style="width:30%;" | 作品 !! 登場形態・内容 | |||
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| [[jawp:誰ガ為のアルケミスト|誰ガ為のアルケミスト]] || 火属性ユニット「シズ」として登場。ジョブ「爆炎の支配者」を持ち、「英雄の慈愛」による味方の防護や、敵に継続ダメージを与える攻撃を扱う。「焔破斬」「聖焔壁」「暴焔球」などは同作での技名である。<ref>{{web引用|url=https://al.fg-games.co.jp/news/37466|タイトル=【新ユニット】コラボユニット『シズ』『ディアブロ』登場!真理開眼ステータスもご紹介!|閲覧日=2026年9月7日|website=誰ガ為のアルケミスト公式サイト}}</ref> | |||
|- | |||
| [[jawp:モンスターストライク|モンスターストライク]] || 超究極クエスト「爆炎の支配者」のクリア報酬として、火属性★6「爆炎の支配者 シズ」が登場。クエストのボスはイフリートである。<ref>{{web引用|url=https://www.monster-strike.com/news/20230316_1.html|タイトル=【モンスト×転スラ】コラボが3/17 12時より開催!|閲覧日=2026年9月7日|website=モンスターストライク公式サイト|publisher=MIXI}}</ref> | |||
|- | |||
| [[jawp:パズル&ドラゴンズ|パズル&ドラゴンズ]] || コラボキャラクター「シズ」として登場。「炎の精霊イフリート」へのアシスト進化が用意されている。<ref>{{web引用|url=https://pad.gungho.jp/member/collabo/tensura/2405/evo/|タイトル=キャラクター進化&シンクロ覚醒情報!|閲覧日=2026年9月7日|website=パズル&ドラゴンズ公式サイト|publisher=ガンホー・オンライン・エンターテイメント}}</ref> | |||
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| [[jawp:共闘ことばRPG コトダマン|共闘ことばRPG コトダマン]] || 「リムル」の進化後キャラクター「リムル&ヴェルドラ&シズ」に登場。<ref>{{web引用|url=https://kotodaman.jp/info/detail/0817727j6EDLWuQBKg.html|タイトル=『コトダマン』×アニメ『転生したらスライムだった件』コラボ第2弾|閲覧日=2026年9月7日|website=コトダマン公式サイト|publisher=MIXI}}</ref> | |||
|- | |||
| [[jawp:白猫プロジェクト|白猫プロジェクト NEW WORLD'S]] || 2026年のコラボ「転生したらスライムだった件プロジェクト2」に登場。花守ゆみりが声を担当し、[[抗魔の仮面]]を着けた姿へのモードチェンジに対応する。<ref>{{web引用|url=https://colopl.co.jp/news/pressrelease/2026061601.php|タイトル=『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』とアニメ『転生したらスライムだった件』コラボイベント開始!|閲覧日=2026年9月7日|website=株式会社コロプラ|publisher=コロプラ}}</ref> | |||
|} | |||
=== 舞台 === | |||
舞台『[[転生したらスライムだった件]]』では[[jawp:七木奏音|七木奏音]]が演じる。<ref>{{web引用|url=https://stage-ten-sura.com/stage-ten-sura1/cast08.html|タイトル=シズ役:七木奏音|閲覧日=2026年9月7日|website=舞台『転生したらスライムだった件』公式サイト}}</ref> | |||
=== WEB版 === | |||
[[小説家になろう]]掲載版にも登場し、レオンに召喚され、イフリートを宿し、リムルに願いを託すという流れは共通する。ただし、第24話「追想~葬送曲~」では召喚時の年齢が'''4歳'''と記されており、書籍版の8歳とは異なる。<ref>{{web引用|url=https://ncode.syosetu.com/n6316bn/26/|タイトル=転生したらスライムだった件 24話 追想~葬送曲~|閲覧日=2026年9月7日|website=小説家になろう|publisher=伏瀬}}</ref> | |||
また、WEB版第35話では、リムルが使う形見の仮面を[[ドルド]]が修理したと語られる。仮面の修復者などの細部にも媒体差がある。<ref>{{web引用|url=https://ncode.syosetu.com/n6316bn/37/|タイトル=転生したらスライムだった件 35話 戦闘準備|閲覧日=2026年9月7日|website=小説家になろう|publisher=伏瀬}}</ref> | |||
== 余談 == | == 余談 == | ||
=== 「運命の人」 === | |||
水晶占いではリムルの「運命の人」として姿を示される。リムルはその言葉を恋愛に結び付けて受け取るが、シズが実際に残したものは、人型の姿、能力、教え子を救う願いだった。書籍第23巻では三上悟との血縁も明かされ、この呼び名にはさらに別の意味が加わる。<ref name="漫画2" /><ref name="書籍23" /> | |||
== | === 仮面でつながる師弟 === | ||
シズを救った勇者と、シズに学んだヒナタ・クロエは、時間遡行によってつながっている。勇者からシズへ、シズからリムルへ、リムルからクロエへと渡る仮面もその関係を示す品であり、最初の別れで残された形見が、後にシズ自身の救済へと結び付く。<ref name="書籍11" /> | |||
=== 変質者の読み === | |||
『変質者』は、初期には漢字だけの表記や「へんしつしゃ」という読みでも扱われる。書籍第23巻では「ウツロウモノ」の読みが示されている。一般語としての「変質者」の意味だけでなく、対象の性質を変える「統合」「分離」の働きとも結び付く名称である。<ref name="書籍23" /><ref>{{web引用|url=https://www.ten-sura.com/keyword|タイトル=用語集・変質者|閲覧日=2026年9月7日|website=「転生したらスライムだった件」ポータルサイト|publisher=転スラ製作委員会}}</ref> | |||
=== シズを描く外伝 === | |||
伏瀬は、シズを主人公にする構想が以前からあったと語っている。「黒と仮面」はディアブロを登場させたいという話から生まれ、最終的にシズとの邂逅を描く物語となった。構想には教導官時代やロッゾ一族との対立もあったが、2019年のインタビュー時点では未執筆とされている。<ref name="合同インタビュー" /> | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
=== 注釈 === | === 注釈 === | ||
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=== 出典 === | === 出典 === | ||
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== コメント == | == コメント == | ||
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2026年9月10日 (木) 17:31時点における最新版
井沢静江(いざわ しずえ)は、日本から召喚された異世界人。炎の上位精霊イフリートを身に宿す魔人で、冒険者・
| 井沢静江 | |
|---|---|
| 読み | いざわ しずえ |
| 外国語表記 |
Shizue Izawa Shizu |
| 初登場 |
書籍:第1巻 漫画:第6話「運命の人」(水晶占い)、第8話「懐かしい香り」(本格登場) アニメ:第1話「暴風竜ヴェルドラ」(幼少期)、第5話「英雄王ガゼル・ドワルゴ」(水晶占い)、第6話「シズ」(本格登場) |
| 声優 | 花守ゆみり |
| 俳優 | 七木奏音 |
| プロフィール | |
|---|---|
| 別名 |
シズエ・イザワ シズ |
| 称号 |
爆炎の支配者 英雄 |
| 愛称 | シズさん |
| 加護 | 魔王の加護 |
| 種族 | 人間 → 魔人(炎の魔人) |
| 性別 | 女性 |
| 年齢 |
約70歳(リムルとの出会いの頃) 8歳(書籍版の召喚時) |
| 出身 | 日本・東京 |
| 髪色 | 黒 |
| 職業 |
教師(Sクラス) 教導官 冒険者 |
| 所属 |
黄金郷エルドラド 日本 |
| 所属組織 |
レオン・クロムウェルの配下(かつて) 自由学園 自由組合 冒険者互助組合 魔法騎士団 |
| 親族 |
母親 父親(出征中) 三上悟(孫・書籍第23巻) |
| スキル |
変質者 炎熱操作 |
| 主な魔法 |
精霊魔法 精霊召喚:イフリート |
| 冒険者ランク | A+ |
概要[編集 | ソースを編集]
戦時中の東京から魔王レオンによって基軸世界に召喚され、イフリートと同化した女性。炎の力と剣術を駆使して人々を救い、西側諸国に名を知られる英雄となった。後年は冒険者の育成に携わり、神楽坂優樹や坂口日向、自由学園の子供たちを教えた。[2][3]
死期を悟ってレオンを訪ねる旅に出た際、ジュラの大森林でリムルと出会う。短い交流の末に生涯を終えたが、彼女が残した教え子、仮面、能力は、その後もリムルの歩みに深く関わっていく。[1]
人物[編集 | ソースを編集]
外見[編集 | ソースを編集]
黒髪の女性。顔には幼少期に負った火傷の痕があり、普段は白地に赤い模様の入った抗魔の仮面を着けている。イフリートとの同化により若い姿を保っており、リムルと出会った時も十代後半ほどに見えた。イフリートを失うと老化が進み、最期には実年齢に相応しい姿となる。[1][4]
人型のリムルの顔立ちは、捕食されたシズの姿を基にしている。ただし、リムルの髪は銀青色で、肉体にも男女の性別はない。[1][5]
性格[編集 | ソースを編集]
穏やかで面倒見がよく、苦しむ人を放っておけない。自身を救った勇者に倣い、冒険者として人々を助け、引退後も後進を育てた。同郷の異世界人を気に掛け、特に自分と同じく幼くして召喚された子供たちの境遇には心を痛めていた。[1][6]
一方、異世界での生活を無条件に受け入れていたわけではない。自分を召喚したレオンへの恨みや、イフリートに身体を奪われる恐怖を抱え続けた。異世界を嫌いながらも、そこで出会った人々まで憎むことはできず、その思いを最期にリムルへ語っている。[1]
日本への郷愁も強い。生きていた時代はリムルと異なるものの、復興した故郷の光景を見せられた際には涙を流した。[4]
経歴[編集 | ソースを編集]
召喚とイフリートとの同化[編集 | ソースを編集]
戦時中の東京で母親と暮らしていたが、8歳の時に空襲に巻き込まれる。炎に包まれる中、レオンの召喚によって異世界へ渡った。その際、炎に対する恐怖から「炎熱操作」と「[[炎熱[1]
召喚された時点で重い火傷を負っていたシズに対し、レオンは炎への適性を見いだし、上位精霊イフリートを憑依させた。これにより一命を取り留め、幼い召喚者を死に至らしめる魔素の暴走も免れたが、以後はイフリートと一つの身体を共有することになる。[1][7]
レオンの下では魔人として過ごし、クロードから剣術を学んだ。自身の意思を持つシズと、レオンへの忠誠を優先するイフリートとの間には隔たりがあった。[1][8]
幼少期にはピリノと親しくなり、風狐のピズを共に可愛がっていた。しかし、ピズがレオンを威嚇すると、イフリートは敵対行為と判断してシズの身体を支配し、ピズとピリノを焼き殺した。友人を自分の手で失ったこの出来事は、シズに深い傷を残した。[9]
勇者との出会い[編集 | ソースを編集]
レオンが去った城で、訪れた仮面の勇者と対峙する。勇者はシズを救い、イフリートを抑えるための抗魔の仮面を与えた。シズは勇者に保護され、共に過ごす中で人としての心を取り戻していく。[1][10]
その勇者は、未来から過去へ渡ったクロエ・オベールとヒナタに連なる存在だった。シズを助けた時には、クロエの身体でヒナタが活動していた。シズは後に二人を教えることになるが、この時点ではその関係を知らない。[8]
爆炎の支配者[編集 | ソースを編集]
勇者に救われた後、シズは勇者とともに旅をし、世界のことや魔法を学んだ。その旅の中で人々を助け、剣と炎の力を振るううちに「爆炎の支配者」と呼ばれるようになった。勇者と別れた後も、その名で冒険者として活動を続け、冒険者互助組合にも協力した。[1][11]
年月とともにイフリートを抑える負担が増し、やがて冒険者の第一線を退く。ハインツの勧めもあってイングラシア王国へ赴き、教導官として新人たちを指導した。[1]
フィルトウッド王国の事件[編集 | ソースを編集]
勇者と別れて間もない、英雄として全盛期を迎えた頃、フィルトウッド王国の悪魔討伐依頼を受ける。多数の冒険者が集められた依頼は、王国の中枢を乗っ取った悪魔たちが冒険者を生贄にするための罠だった。シズは依頼の裏を知らないまま現地へ入り、冒険者を皆殺しにしようとした悪魔「クロ」と対立する。[12][13]
シズは剣と炎の力でクロに挑み、
教師として[編集 | ソースを編集]
同郷の異世界人であるユウキとヒナタを引き取り、剣術や異世界で生きる術を教えた。後にヒナタは独立し、ユウキは冒険者互助組合を発展させて自由組合の総帥となる。シズも指導者としてユウキを支えた。[1][2]
さらに、各国から保護された幼い召喚者を自由学園で受け持つ。最後の教え子はケンヤ、リョウタ、ゲイル・ギブスン、アリス・ロンド、クロエ・オベールの5人だった。子供たちは召喚時に取り込んだ魔素を制御できず、余命を限られていた。シズは彼らを救う方法を求めていたが、自身にもイフリートを抑え切れなくなる時が迫っていた。[1][6]
最後の旅とリムルとの出会い[編集 | ソースを編集]
レオンへの心残りを抱えたまま、最後の旅に出る。ジュラの大森林へ向かうカバル、エレン、ギドと同行し、森に築かれつつあったリムルの村へ辿り着いた。[1][4]
言葉を話すスライムに驚きながらも、リムルが自分と同じ日本から来た存在だと知り、心を通わせる。リムルは思念伝達で現代の日本を見せ、シズは故郷が復興したことを喜んだ。[4]
しかし、滞在中にイフリートが暴走し、シズの身体を奪って顕現する。リムルは周囲を守りながら戦い、最終的に『捕食者』でイフリートを取り込み、シズを救い出した。[1][9]
最期と遺志[編集 | ソースを編集]
イフリートを失ったことで、それまで保たれていた肉体の若さも失われる。寿命の尽きようとするシズは、自分の過去とレオンへの思いを語り、リムルの中で眠りたいと願った。リムルはその願いを受け入れ、シズを捕食する。[1][10]
リムルには人間への擬態と『変質者』などの能力が残され、抗魔の仮面も形見となった。後にリムルは、シズの心残りであった子供たちを救うためイングラシアへ赴く。上位精霊を宿したシズの生存例を手掛かりに、ラミリスの精霊の棲家で教え子たちを救済した。[1][6]
シズの死は、ヒナタとリムルの対立にも関わった。ヒナタはリムルが師を殺して姿を奪ったと伝えられ、敵として彼に刃を向ける。二人が事情を話し合い、誤解を解くのはその後のことである。[6][14]
教え子との再会[編集 | ソースを編集]
書籍第11巻では、クロエを救おうとするリムルの前にシズの姿が現れる。魂の内側でヒナタやクロエと再会し、かつて自分を救った勇者と教え子たちの関係を知ることになった。[8]
日本での生涯[編集 | ソースを編集]
書籍第23巻では、日本へ帰ることと、三上悟との血縁が描かれる。シズはリムルに救われて日本で生き、その後、三上悟の祖母となった。異世界でリムルと出会った女性は、彼の転生前の人生にも関わっていたことになる。[15][16]
死後の登場(転スラ日記)[編集 | ソースを編集]
本編で亡くなった後も、転スラ日記では回想や夢、幽霊のような姿で登場する。アニメ第6話「うつろいかわる」では、お盆を迎えた魔国連邦に人魂をまとって現れ、自分と同じ顔をしたリムルの暮らしを見守った。生前の教師時代を描く漫画の番外編もあり、シズが子供たちと接していた様子が補われている。[17][18][19]
漫画第60話「黒のひとりごと」では、ディアブロの回想を通じて、シズとの出会いと別れが描かれる。アニメ第24話では語られなかった、ディアブロから見たシズの姿を補うエピソードである。[20]
能力[編集 | ソースを編集]
剣術と炎の力を併用する戦士。A+ランクの冒険者であり、イフリートを宿す精霊使役者として高い戦闘力を持つ。一方で、イフリートの意思を抑えながら戦う必要があり、年を経るにつれてその負担が増していた。[1]
スキル[編集 | ソースを編集]
変質者 特殊能力 。異なる性質を一つにする「統合」と、一つの対象から異なる性質を取り分ける「分離」を持つ。シズがイフリートと同化しながらも自我を保つ支えとなった。死後はリムルに受け継がれ、能力の統合や分離に用いられる。[1][2]- 炎熱操作
- 炎や熱を操る
特別能力 。シズの炎の力を支える能力で、リムルがシズから受け継いだスキルの一つ。[1]
耐性[編集 | ソースを編集]
アーツ[編集 | ソースを編集]
固有名付きのアーツは作中で確認されていない。
魔法[編集 | ソースを編集]
- 元素魔法
- 精霊魔法
- イフリートの力を介して炎を操る魔法。シズは精霊召喚によってイフリートを身に宿し、その力を戦闘に用いる。[7][1]
極炎獄霊覇 - 炎の精霊王(エレメンタルロード)の力を一部借りて放つ、究極の精霊魔法。アニメ第24話の追加描写でクロに放ったが、倒すには至らなかった。[21][12]『極炎獄霊覇』はシズだけの技ではない。書籍第7巻では、ギャルドの姿を取った火曜師アーズが、聖騎士団の力を借りて使用している。[14][22][23][24]アーズは七曜の老師の火曜師で、公式には一人一人が仙人級の存在とされる。書籍第7巻では、ヒナタがアーズの火力を全盛期のシズに及ばないものとして扱っているため、シズは少なくともアーズを上回る火力を持っていたとみられる。[注 1][25][26][14]
その他[編集 | ソースを編集]
- 剣術
- クロードに教わった剣術を修め、炎を扱う力と組み合わせて戦う。後にヒナタやユウキの師となり、自身の技術を伝えた。アニメ第24話では、クロを相手に剣による接近戦と炎の攻撃を繰り出している。[8][2][12]
- イフリートとの同化
- 炎の上位精霊を身体に宿すことで、召喚直後の魔素の暴走を免れた。同化は生命を維持し、若い外見を保つ一方、シズが衰えるとイフリートに身体の主導権を奪われる危険を伴った。[1][7][9]
装備[編集 | ソースを編集]
- 抗魔の仮面
- 勇者から譲り受けた仮面。魔力を抑え、イフリートによる身体の支配を抑制するために用いた。火傷のある素顔を隠す役割もあった。シズの死後はリムルが受け継ぎ、さらにクロエへ渡す。過去へ遡ったクロエたちから再びシズへ渡されるため、仮面は時を越えて持ち主の間を巡っている。[1][6][8]
- アニメ第24話では、仮面を攻撃したクロの腕が破壊された。クロはその時間圧に着目し、以後のシズと仮面に関心を抱く。この現象はシズが剣や魔法でクロを上回ったことによるものではなく、仮面自体の特異性に由来する。[12]
- 剣
- 冒険者として携行する武器。炎の攻撃と併せて使用する。アニメでは背に帯びた剣を抜いて戦う姿が描かれる。[12]
関連人物[編集 | ソースを編集]
- リムル=テンペスト/三上悟
- 最後の旅で出会った同郷人。自身の姿、能力、心残りを受け継いだ相手である。書籍第23巻では、転生前の三上悟がシズの孫であることが明らかになる。[1][15]
- レオン・クロムウェル
- 召喚者であり、イフリートを宿らせた人物。シズにとっては命の恩人であると同時に、苦しみを与えた相手でもあった。レオンの側にはシズを人間の社会へ帰そうとする意図があったが、それが彼女に十分に伝わらず、長くわだかまりが残った。[1][8]
- イフリート(カリス)
- 一つの身体を共有した上位精霊。レオンを巡る考え方の違いもあってシズとは反発し、十分に理解し合えなかった。リムルに捕食された後も存在し続け、ヴェルドラ=テンペストと交流する。[1][5]
- クロエ・オベール/クロノア
- 最後の教え子の一人で、シズを救った勇者とも深く結び付く。シズが仮面を受け取ってからリムルに出会うまでの人生は、クロエたちの時間遡行とつながっている。[6][8]
- 坂口日向
- 同郷の弟子。シズから学び、後に西方聖教会の聖騎士として頭角を現した。師を深く慕う一方、去り際には距離を置くような態度を取った。過去では勇者としてシズを救っており、二人は互いの師でもある。[1][14][8]
- 神楽坂優樹
- 同郷の弟子で、自由組合の総帥。シズは指導者としてその活動を支えた。リムルが自由学園の教師となる際にも、シズとのつながりが二人を結び付ける。[1][6]
- 三崎剣也、関口良太、ゲイル・ギブスン、アリス・ロンド
- クロエとともに自由学園で教えた召喚者の子供たち。彼らを救えなかったことが心残りとなり、その願いはリムルに託された。[6]
- クロード
- レオンの配下で、シズの剣術の師。[8]
- ピリノ、ピズ
- レオンの下で暮らしていた頃の友人と風狐。イフリートがシズの身体を奪った際に命を落とした。[9]
- ハインツ、フューズ
- ブルムンドの冒険者互助組合・自由組合を通じた知人。ハインツはシズが教導官として活動するきっかけを作り、フューズは最後の旅に関わる。[1]
- カバル、エレン、ギド
- 最後の旅の同行者。シズと共にリムルの村を訪れ、イフリートの暴走にも居合わせた。[4]
- ディアブロ
- アニメ「外伝:黒と仮面」で出会った悪魔。当時はクロと名乗っており、シズとの戦いを通じて抗魔の仮面の異常な性質に気付いた。[12]
各媒体での描写[編集 | ソースを編集]
漫画[編集 | ソースを編集]
川上泰樹による漫画版では、第6話「運命の人」の水晶占いで姿が示され、第8話「懐かしい香り」でリムルと対面する。第9話「炎の魔人」でイフリートとの戦い、第10話「受け継がれる想い」で別れが描かれる。[4][5]
アニメ化の際には、漫画で後回しにしていたシズの過去が先に掘り下げられた。伏瀬と川上泰樹は、漫画で過去を扱う時期について相談していたことをインタビューで語っている。[13]
アニメ[編集 | ソースを編集]
第1話冒頭で、空襲の中を母親と逃げる幼少期の姿が描かれる。これはシリーズ構成の筆安一幸の提案による構成で、後の登場に先立ってシズの過去を示している。[27]
第6~8話ではリムルとの出会い、イフリートの暴走、最期までを描く。第21~23話では教え子たちの救済が扱われ、その後もヒナタらの回想を通じて登場する。第4期第21話に当たる通算第93話「勇者クロノア・後編」では、勇者クロノアとして旅をしていたヒナタと、すでに「爆炎の支配者」と呼ばれていたシズが描かれた。[10][11][28][29]
外伝:黒と仮面[編集 | ソースを編集]
第24話は、伏瀬の書き下ろしによるアニメオリジナル作品であり、経歴の「フィルトウッド王国の事件」に当たる。原作者は、勇者と別れた後の英雄として全盛期を迎えた初期のシズを描いた作品だと説明している。[30][13]
転スラ日記[編集 | ソースを編集]
漫画版では22日記「番外シズさん編」と第60日記「黒のひとりごと」で、生前のシズやディアブロとの関わりが補われる。アニメ版では第6話「うつろいかわる」に登場する。公式キャラクターページでも、シズはリムルの運命に大きな影響を与えた女性として紹介されている。[20][17][31]
転ちゅら![編集 | ソースを編集]
『転ちゅら! 転生したらスライムだった件』でも、シズとの出会いがリムルの人間への擬態につながる。ただし、人型になったリムルが3歳児の姿になるという設定から物語が展開する。[32]
第30話「シズさんのお墓参り」では、リムルたちがシズの墓を訪れる。死後もリムルたちの記憶に残る人物として描かれている。[33]
特典小説[編集 | ソースを編集]
アニメ第1期のBlu-ray特典小説では、生前のシズが主人公を務める。リムルとは異なる立場から、この世界の危険や英雄としての活動を描いた外伝である。[27][13]
特装限定版第2巻には「井沢静江の章―冒険者編―〈前編〉」を収録。若き日のフューズも登場し、シズの冒険者時代が描かれる。[34]
『転生したらスライムだった件 テンペストストーリーズ』の異世界回想BOXなどには、伏瀬の書き下ろし小説「シズ先生と日本談義」が収録された。[35][36]
ゲーム[編集 | ソースを編集]
魔王と竜の建国譚[編集 | ソースを編集]
『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』(まおりゅう)では、シズエ・イザワとして登場する。本編の衣装に加え、ゲーム独自の装いが複数用意されている。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| [希夢ノ贈答]シズエ・イザワ | 贈り物をテーマにした姿。[37] |
| [高雅ノ麗夏]シズエ・イザワ | 「夏の思い出」勢力のキャラクター。弱点特攻を扱う。[38] |
| [白玄ノ剣客]シズエ・イザワ | 2周年に登場。みっつばーの描き下ろしイラストによる姿。[39] |
| [強護ノ意志]シズエ・イザワ | 奥義発動魂の変換などを行うキャラクター。[40] |
| [炎霊武装]シズエ・イザワ | アプリ独自の装いで登場した極★5キャラクター。[41] |
| [黒装ノ支配者]シズエ・イザワ | 「魔を狙う復讐の炎」スカウトで紹介された姿。[42] |
「シズ先生と日本談義」もイベントとして登場する。『転スラ日記』作者の柴は、そのシナリオを以前から資料として受け取っていたことを明かしている。[43]
魔国連邦創世記[編集 | ソースを編集]
『転生したらスライムだった件 ~魔国連邦創世記~』(スラテン)にも登場する。通常の冒険者姿に加え、温泉を題材とするイベントや、水着姿のシズを扱う「爽快!WaterPlay♪」など、独自の衣装での登場もあった。[44][45]
テンペストストーリーズ[編集 | ソースを編集]
シズに関わる要素として、前述の特典小説のほか、シーズンパス特典に追加サブクエストセット「シズの思い出」が用意されている。[46]
コラボレーション作品[編集 | ソースを編集]
他作品とのコラボレーションでも、シズ本人やイフリートとの関係を取り入れたキャラクターが登場する。
| 作品 | 登場形態・内容 |
|---|---|
| 誰ガ為のアルケミスト | 火属性ユニット「シズ」として登場。ジョブ「爆炎の支配者」を持ち、「英雄の慈愛」による味方の防護や、敵に継続ダメージを与える攻撃を扱う。「焔破斬」「聖焔壁」「暴焔球」などは同作での技名である。[47] |
| モンスターストライク | 超究極クエスト「爆炎の支配者」のクリア報酬として、火属性★6「爆炎の支配者 シズ」が登場。クエストのボスはイフリートである。[48] |
| パズル&ドラゴンズ | コラボキャラクター「シズ」として登場。「炎の精霊イフリート」へのアシスト進化が用意されている。[49] |
| 共闘ことばRPG コトダマン | 「リムル」の進化後キャラクター「リムル&ヴェルドラ&シズ」に登場。[50] |
| 白猫プロジェクト NEW WORLD'S | 2026年のコラボ「転生したらスライムだった件プロジェクト2」に登場。花守ゆみりが声を担当し、抗魔の仮面を着けた姿へのモードチェンジに対応する。[51] |
舞台[編集 | ソースを編集]
舞台『転生したらスライムだった件』では七木奏音が演じる。[52]
WEB版[編集 | ソースを編集]
小説家になろう掲載版にも登場し、レオンに召喚され、イフリートを宿し、リムルに願いを託すという流れは共通する。ただし、第24話「追想~葬送曲~」では召喚時の年齢が4歳と記されており、書籍版の8歳とは異なる。[53]
また、WEB版第35話では、リムルが使う形見の仮面をドルドが修理したと語られる。仮面の修復者などの細部にも媒体差がある。[54]
余談[編集 | ソースを編集]
「運命の人」[編集 | ソースを編集]
水晶占いではリムルの「運命の人」として姿を示される。リムルはその言葉を恋愛に結び付けて受け取るが、シズが実際に残したものは、人型の姿、能力、教え子を救う願いだった。書籍第23巻では三上悟との血縁も明かされ、この呼び名にはさらに別の意味が加わる。[4][15]
仮面でつながる師弟[編集 | ソースを編集]
シズを救った勇者と、シズに学んだヒナタ・クロエは、時間遡行によってつながっている。勇者からシズへ、シズからリムルへ、リムルからクロエへと渡る仮面もその関係を示す品であり、最初の別れで残された形見が、後にシズ自身の救済へと結び付く。[8]
変質者の読み[編集 | ソースを編集]
『変質者』は、初期には漢字だけの表記や「へんしつしゃ」という読みでも扱われる。書籍第23巻では「ウツロウモノ」の読みが示されている。一般語としての「変質者」の意味だけでなく、対象の性質を変える「統合」「分離」の働きとも結び付く名称である。[15][55]
シズを描く外伝[編集 | ソースを編集]
伏瀬は、シズを主人公にする構想が以前からあったと語っている。「黒と仮面」はディアブロを登場させたいという話から生まれ、最終的にシズとの邂逅を描く物語となった。構想には教導官時代やロッゾ一族との対立もあったが、2019年のインタビュー時点では未執筆とされている。[13]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ ただし、アーズの『極炎獄霊覇』は聖騎士団との連携で放たれたものであり、シズの単独使用とそのまま威力を比べることはできない。
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 1.24 1.25 1.26 1.27 1.28 1.29 1.30 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第1巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2014年6月6日。ISBN 978-4-89637-459-9。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 “キャラクター -CHARACTER-”.転生したらスライムだった件|GCノベルズ.マイクロマガジン社.2026年9月7日閲覧。
- ↑ “シズ”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.転スラ製作委員会.2026年9月7日閲覧。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 川上泰樹『転生したらスライムだった件』 第2巻、講談社〈シリウスKC〉、2016年4月28日。ISBN 978-4-06-390623-3。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 川上泰樹『転生したらスライムだった件』 第3巻、講談社〈シリウスKC〉、2016年11月30日。ISBN 978-4-06-390666-0。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 6.7 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第4巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2015年5月7日。ISBN 978-4-89637-502-2。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 “イフリート”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.転スラ製作委員会.2026年9月7日閲覧。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 8.7 8.8 8.9 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第11巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2017年12月13日。ISBN 978-4-89637-678-4。
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- ↑ “用語集・変質者”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.転スラ製作委員会.2026年9月7日閲覧。
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