マリアベル・ロッゾ
マリアベル・ロッゾは、シルトロッゾ王国の王族であるロッゾ一族の少女。グランベル・ロッゾの子孫であり、十歳ほどの外見ながら大人をしのぐ知性を持つ。[1]
前世の記憶を保持する転生者でもあり、金融と経済によって世界を動かした前世の知識と、
| マリアベル・ロッゾ | |
|---|---|
| 読み | まりあべる・ろっぞ |
| 外国語表記 | Mariabell Rosso |
| フルネーム | マリアベル・ロッゾ |
| 異名 | 強欲のマリアベル |
| 種族 | 人間 |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 10歳頃 |
| 出身 | シルトロッゾ王国 |
| 活動拠点 | シルトロッゾ王国 |
| 髪色 | 金 |
| 髪型 | ロングヘア |
| 瞳の色 | 紫 |
| 所属 | シルトロッゾ王国 |
| 親族 |
グランベル・ロッゾ(先祖, 前々世の夫) マリア・ロッゾ(先祖, 前々世) |
| 主なスキル |
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| 主なアーツ |
|
| 初登場 |
書籍:第7巻 漫画:第92話 アニメ:第54話「迫り来る者達」 |
| 声優 | 水瀬いのり |
| 備考 | 異世界からの転生者 |
人物[編集 | ソースを編集]
グランベル・ロッゾが重用する孫娘で、ロッゾ一族の中枢を担う人物。公式サイトでは、まだ十歳の少女でありながら、その知能は大人をもしのぐと紹介されている。[1]
その正体は、前世の記憶を保ったまま生まれ変わった転生者である。前世では金融を操り、経済を通して社会を支配する立場にあった。その経験を転生後にも持ち込み、武力による征服だけでなく、政治と経済を掌握することで人間社会を管理しようとしていた。[2]
マリアベルの目的は人類そのものを滅ぼすことではなく、人間社会を自らの管理下に置き、それによって人類を守るというものである。[3]
外見[編集 | ソースを編集]
腰を越えるほどの長い金髪と紫色の瞳を持つ少女。赤を基調としたドレスに白いケープ状の衣服を合わせており、年齢相応の小柄な体格をしている。[1]
書籍版でも十歳になるかならないかという年頃の、人形のような少女として初登場した。外見と実際の経験・思考には大きな隔たりがあり、幼い姿のまま西方諸国の政治へ関与している。[4]
性格[編集 | ソースを編集]
高い知性と強い自負を持ち、自分が他者を支配することを当然の前提として物事を判断する。他者の欲望を読み取って利用できる強欲者の性質もあり、人間関係を対等な協力関係より、目的を達成するための配置として扱う場面が多い。[2]
一方、その支配欲は単なる破壊願望とは異なる。人類社会を自らが管理し、秩序を維持することを正しいと考えているため、魔物と人間の共存を進めるリムルとは統治の前提そのものが異なっていた。[3]
リムルに対しては、個人の戦闘力だけでなく、急速に成長する魔国連邦の経済力を警戒していた。テンペストを中心とする新たな経済圏が形成されれば、西方諸国を経済的に支配してきたロッゾ一族の構想が崩れるためである。[2]
正体[編集 | ソースを編集]
マリアベルは異世界から生まれ変わった転生者である。前世では「欧州の支配者」として金融を操った記憶を持ち、その知識を転生後の世界でも利用している。[5]
さらに公式設定資料集13.5では、グランベルの亡妻マリア・ロッゾの転生体でもあることが明かされている。したがって、「異世界の前世を持つ転生者」であることと「マリア・ロッゾの転生体」であることの双方が公式設定として示されている。[5]
経歴[編集 | ソースを編集]
ロッゾ一族での台頭[編集 | ソースを編集]
書籍第7巻の幕間で、グランベルらロッゾ一族の密談に同席する少女として登場する。幼い時点ですでに一族の意思決定に関与しており、グランベルからも高く評価されていた。[4]
転生前の知識と強欲者を利用して勢力を拡大し、西方諸国の政治・経済へ影響を及ぼした。第10巻の公式紹介では、西方協議会の「影の支配者」と位置づけられている。[2][6]
テンペストへの警戒[編集 | ソースを編集]
リムル=テンペストが勢力を拡大し、魔国連邦を中心とする新たな経済圏を形成し始めると、マリアベルはこれをロッゾ一族の支配構想に対する脅威と判断した。特に、西方協議会へのテンペスト加盟と経済圏の拡大を警戒し、リムルを排除する方針を固める。[6]
マリアベルは西方協議会の人脈を利用し、政治的にリムルを追い込もうとした。しかしリムル側が予想以上の政治力と戦力を備えていたため、計画は狙いどおりには進まなかった。[2]
古代遺跡アムリタ[編集 | ソースを編集]
政治的な策だけではリムルを排除できないと判断したマリアベルは、古代遺跡アムリタで直接行動に出る。ロッゾ一族の切り札である混沌竜も利用し、リムル側の戦力を分断したうえで自身はリムルと対峙した。[2]
ここでマリアベルは強欲者による支配をリムルに試みた。しかし、覚醒魔王となったリムルには能力が作用せず、正面からの戦闘でも優位を得られなかった。[2][7]
ユウキの裏切りと死亡[編集 | ソースを編集]
マリアベルは神楽坂優樹を強欲者によって支配したと考え、配下として利用していた。しかしユウキは支配されたふりをしていただけで、マリアベルの命令に従っていたのも自身の計画を進めるためだった。[2]
リムルとの戦いに敗れた後、マリアベルはユウキと対峙する。この時になって初めて支配が成立していなかったことを知り、最後にはユウキによって殺害された。強欲者も奪われ、後に
死後[編集 | ソースを編集]
マリアベルの肉体は死亡したが、彼女に関わる物語はそこで終わっていない。書籍第22巻では、ユウキの強欲之王に「マリア」と名乗る人格が定着していることが判明する。[8]
この人格はマリアベルの情念と深く結び付いており、最終的には
能力[編集 | ソースを編集]
マリアベル本人の肉体は十歳ほどの人間であり、彼女の最大の武器は直接的な身体能力ではなく、
スキル[編集 | ソースを編集]
強欲者 [編集 | ソースを編集]
大罪系の
マリアベルはこの能力によって多数の人間を支配し、政治的な影響力を拡大した。一方、ユウキへの支配は成立しておらず、覚醒魔王となったリムルにも効果を及ぼせなかった。[2]
強欲の波動 [編集 | ソースを編集]
強い意志を物理的な破壊力へ変換して放つ攻撃。精神支配だけでは対処できない状況で使用する直接攻撃の一つ。[2]
アーツ[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
シルトロッゾ王国[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 書籍版で追加された人物であり、Web版には登場しない。
- 書籍第10巻では表紙を飾っている。硬貨が大量に描かれた構図は、金融や経済による支配を得意とするマリアベルと同巻の内容を象徴するものとなっている。
- 書籍第7巻で初登場するが、物語の中心人物として本格的に動くのは第10巻である。
- 原作者の伏瀬曰く、マリアベルはあと10年早く生まれていれば、覇権を握っていた。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “マリアベル”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-28閲覧。
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第10巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2017年4月12日。ISBN 978-4-89637-630-2。
- ↑ 3.0 3.1 “第81話「遺跡調査」”.アニメ「転生したらスライムだった件」.2026-09-28閲覧。
- ↑ 4.0 4.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第7巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2016年5月5日。ISBN 978-4-89637-561-9。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 原作:伏瀬、編集:GCノベルズ編集部『転生したらスライムだった件 13.5 公式設定資料集』マイクロマガジン社、2019年2月4日。ISBN 978-4-89637-845-0。129頁。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 “転生したらスライムだった件 10”.GCノベルズ.2026-09-28閲覧。
- ↑ “第82話「強欲の主人」”.アニメ「転生したらスライムだった件」.2026-09-28閲覧。
- ↑ 8.0 8.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第22巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年1月30日。ISBN 978-4-86716-707-6。
- ↑ 9.0 9.1 “用語集”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-28閲覧。
関連項目[編集 | ソースを編集]
外部リンク[編集 | ソースを編集]
- “マリアベル”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-28閲覧。
- “転生したらスライムだった件 10”.GCノベルズ.2026-09-28閲覧。
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