ミッドレイ
ミッドレイは、忘れられた竜の都にある神殿の神官長であり、竜神教(ドラーム)を取り仕切る大神官である。
ミリム・ナーヴァを神として崇める「竜を祀る民」の指導者。武人としても群を抜いており、ミリムと日常的に組み手を行えるほどの技量を持つ。後にミリム四天王が結成されると、その筆頭に任じられた。
| ミッドレイ | |
|---|---|
| 外国語表記 | Middray |
| 初登場 |
書籍:第6巻 第三章「会戦前夜」 漫画:第17巻 第77話「会戦前夜」 アニメ:第43話「開宴の合図」 |
| 声優 | 伊丸岡篤 |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | 真・龍人族 |
| 性別 | 男性 |
| 出身 | 忘れられた竜の都 |
| 活動拠点 | 忘れられた竜の都 |
| 髪型 | 禿頭 |
| 職業 | 神官・武人 |
| 所属 | 忘れられた竜の都 → ミリム・ナーヴァ配下 |
| 所属組織 |
竜神教(ドラーム) 竜を祀る民 神官戦士団 ミリム陣営 |
| 役職 |
神官長 大神官 神官戦士団筆頭 ミリム四天王筆頭 |
| 主なスキル |
龍眼 竜戦士化(ドラゴンボディ) |
| 主なアーツ |
気闘法 瞬動法 竜魔拳 星身同化 竜魔剛爆覇 竜牙聖拳覇 |
| 主な魔法 |
神聖魔法 傷病治癒(リカバリー) |
| 存在値 | 252万以上 |
人物[編集 | ソースを編集]
忘れられた竜の都の神殿で神官長を務める、「竜を祀る民」の指導者。竜神教(ドラーム)の大神官でもあり、ミリム・ナーヴァを神として絶対的に崇めている。
豪胆で裏表がなく、小細工よりも己の力と技で正面から勝負する武人。ミリムへの忠誠も揺るぎなく、その言動を疑うことさえ嫌うほどである。その一方、長く受け継がれてきた教えには頑固で、開国祭までは食材に手を加える「料理」を自然への冒涜と考えていた。
ただし、筋の通った話まで意地で退ける人物ではない。シュナから料理の意味を説かれ、実際にその味を知ると、自らの考えが間違っていたことを認めている。[1]
外見[編集 | ソースを編集]
禿頭に短い顎髭を生やした壮年の男性。龍人族でありながら人間とほとんど変わらない姿をしており、普段は神官らしい簡素な衣服を身に着けている。
竜神教[編集 | ソースを編集]
ミッドレイが取り仕切る竜神教(ドラーム)は、「竜を祀る民」に受け継がれてきた信仰である。竜を自然の化身として尊び、その頂点に連なるミリム・ナーヴァを神として崇めている。ミッドレイにとってミリムは単なる領主や主君ではなく、文字通り信仰の対象である。[1]
こうした自然信仰は、忘れられた竜の都の生活にも深く根付いている。食材を加工せず自然から与えられた姿のまま口にするという習慣もその一つで、ミッドレイが長く料理を否定していたのも単なる偏食ではなく、竜神教の教えに忠実だったためである。
一方、その教えを頑なに守り続けた結果、民の暮らしは変化に乏しくなっていた。外の世界を知るヘルメスは以前からこの停滞を問題視しており、ミリム自身も故郷を窮屈に感じていた。開国祭で料理の価値を認めた出来事は、ミッドレイ個人の嗜好が変わっただけでなく、彼が長く守ってきた教えを見直す契機にもなっている。[1]
経歴[編集 | ソースを編集]
忘れられた竜の都[編集 | ソースを編集]
ミリム・ナーヴァの領地である忘れられた竜の都で神官長を務め、竜神教と「竜を祀る民」をまとめている。
都には一般的な国家のような常備軍はないが、住民である龍人族そのものが高い戦闘力を持つ。神殿には神官戦士団も置かれ、その頂点に立つミッドレイは宗教上の指導者であると同時に、都でも屈指の戦士である。
ミリムが帰還すると組み手の相手を務めることもあり、その長い鍛錬の中で、単純な魔素量では測れない戦闘技術を磨いてきた。[2]
ユーラザニアへの出兵[編集 | ソースを編集]
書籍第6巻で初登場。クレイマンの命を受けたヤムザが忘れられた竜の都を訪れ、獣王国ユーラザニアへの出兵を要求すると、ミッドレイはヘルメスら神官達を率いて参戦した。[3]
出兵前、ヤムザに腕を斬り落とされたヘルメスを庇い、その場ではあえて争いを収める。その後、切断された腕を拾い上げ、神聖魔法「傷病治癒」で元通りに接着した。武術一辺倒ではなく、高度な治癒魔法を扱える大神官でもあることが、この時点ですでに示されている。[3]
ユーラザニアではスフィアと交戦。さらにガビルが加わった二対一でも余裕を失わず、両者を技量で圧倒した。やがて暴風大妖渦の力が出現すると、周囲への被害を避けるため戦闘を中断している。[3]
魔国連邦の開国祭[編集 | ソースを編集]
書籍第9巻では、ミリムらとともにジュラ・テンペスト連邦国の開国祭へ出席する。
竜神教の教えから、ミッドレイは食材へ手を加える料理を自然への冒涜と考えていた。しかしシュナから、異なる食材を組み合わせて互いの良さを引き出す「調和」を説かれ、実際に料理を口にするとその考えを撤回した。[1]
ミリム四天王[編集 | ソースを編集]
書籍第18巻では、オベーラがミリムの配下へ加わったことで、カリオン、フレイ、ミッドレイ、オベーラの四人が「ミリム四天王」となる。[4]
その筆頭となったのがミッドレイである。長年ミリムを崇めてきた人物であり、四人の中でも彼女の性格を最もよく理解していることが大きかった。
天魔大戦[編集 | ソースを編集]
書籍第19巻ではミリム軍の「大神官」として武僧神官団を率いる。この頃には、通常の龍人族とは異なる「真・龍人族」であることも明らかとなった。存在値は252万以上で、覚醒したガビルを大きく上回る。[5]
旧ユーラザニアへ蟲魔族が侵攻すると、十二蟲将のサリルを撃破。続いて、自身を大幅に上回るエネルギーを与えられたムジカとも戦った。[6]
ムジカとの戦いでは星身同化で大地から力を借り、竜魔剛爆覇など竜魔拳の奥義を駆使して勝利する。その後はピリオドとの総力戦にも参加した。
戦闘終了直後、ヴェルザードによって旧ユーラザニア一帯が凍結され、カリオン、フレイ、オベーラらとともに氷像化。[7] 書籍第23巻で解放され、生還した兵達をまとめて戦場から退避している。[8]
能力[編集 | ソースを編集]
ミリムと日常的に組み手を行える、作中でも屈指の武術家。[2]
その強さは存在値だけでは測れず、身体操作、闘気、相手の動きを読む技術、長年の経験を高い水準で組み合わせている。スフィアとガビルを同時に相手取って優位に立ち、天魔大戦では自分よりはるかに大きなエネルギーを持つムジカにも勝利した。
一方で、本職はあくまで竜神教の大神官。強烈な信仰心を持ち、近接戦闘だけでなく神聖魔法による高度な治癒も行える。
スキル[編集 | ソースを編集]
- 龍眼
- 龍人族として持つ能力。周囲や対象の状態を観察する。
- 竜戦士化(ドラゴンボディ)
- 龍人族としての力を解放し、身体能力を引き上げる。
アーツ[編集 | ソースを編集]
- 気闘法
- 闘気を操って身体能力や攻撃力を高める戦闘技術。ミッドレイの格闘戦の基礎。
- 瞬動法
- 気闘法を応用した高速移動技。
魔法[編集 | ソースを編集]
神聖魔法[編集 | ソースを編集]
竜神教の大神官として神聖魔法を行使する。ミッドレイのミリムへの信仰は形式的なものではなく、その信仰を背景として実際に神聖魔法を扱えるほど強固なものである。
- 傷病治癒(リカバリー)
- 切断された肉体の部位を接着・復元する神聖魔法。書籍第6巻では、ヤムザに斬り落とされたヘルメスの腕を拾い、傷口へ合わせて完全に接着した。[3]
- ただし失われた血液や体力まで補う魔法ではない。
人間関係[編集 | ソースを編集]
竜神教・忘れられた竜の都[編集 | ソースを編集]
- ミリム・ナーヴァ
- 信仰する神であり、後には主君ともなる存在。ミッドレイにとっては単なる「魔王ミリム」ではなく、竜神教の信仰そのものの中心に位置する。帰還時には組み手の相手も務め、四天王となってからも彼女を最もよく知る人物として筆頭に選ばれた。
- ヘルメス
- 側近の龍人族。外の世界を知るヘルメスは、竜神教の古い価値観に固執するミッドレイへたびたび異論を唱えている。ミッドレイも口では叱りつけることが多いが、ヤムザに腕を斬られた際には機転を利かせて救い、神聖魔法で治療している。
魔国連邦[編集 | ソースを編集]
- ガビル
- 同じ龍人族の戦士。ユーラザニアではスフィアと二人がかりで挑まれたが、技量で上回った。
- シュナ
- 長年抱いていた料理観を覆した人物。竜神教の教えそのものに関わる考えだったにもかかわらず、シュナの説明と料理を受け入れ、自身の誤りを認めた。
ミリム陣営[編集 | ソースを編集]
- スフィア
- ユーラザニアで交戦した相手。後には同じミリム陣営で戦う仲間となる。
余談[編集 | ソースを編集]
- 漫画『転スラ日記』では、本編アニメよりも早くミッドレイとヘルメスが登場している。ただし作者の柴は、当時書籍第9巻に掲載されていたミッドレイの挿絵を見落としており、小説本文から想像して独自にデザインしたという。本編アニメに二人が登場した後、公式デザインとの違いについて自ら明かしている。 [9]
ギャラリー[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第9巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2016年12月5日。ISBN 978-4-89637-600-5。
- ↑ 2.0 2.1 “ミッドレイ”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-03閲覧。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第6巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2015年11月6日。ISBN 978-4-89637-538-1。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第18巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2021年4月8日。ISBN 978-4-86716-122-7。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第19巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2021年12月6日。ISBN 978-4-86716-203-3。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第20巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2022年10月8日。ISBN 978-4-86716-339-9。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第22巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年1月30日。ISBN 978-4-86716-707-6。
- ↑ 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第23巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2025年11月29日。ISBN 978-4-86716-873-8。
- ↑ “転スラ本編のアニメでミッドレイ&ヘルメスがでてきましたね”.Twitter.柴.(2021-08-04).2026-09-03閲覧。
関連項目[編集 | ソースを編集]
外部リンク[編集 | ソースを編集]
- “ミッドレイ”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-03閲覧。
- “用語集”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-03閲覧。
- “転スラ本編のアニメでミッドレイ&ヘルメスがでてきましたね”.Twitter.柴.(2021-08-04).2026-09-03閲覧。
- “新スカウトにミザリー、レインが登場!ミッドレイ、まおりゅう初登場のガイアが手に入る!”.転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚.株式会社バンダイナムコエンターテインメント.2026-09-03閲覧。
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