英雄覇道

出典: 転スラ百科事典『転生したらスライムだった件Wiki』

英雄覇道(エラバレシモノ)は、本城正幸が保有する特殊能力(ユニークスキル)。所有者の行動や周囲の受け止めを英雄的な結果へ導き、本人の意思にかかわらず「勇者・閃光のマサユキ」という評価を作り上げる。[1][2][3]

英雄覇道
英雄覇道の所有者マサユキ・ホンジョウ
英雄覇道の所有者本城正幸。
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
出典:「転生したらスライムだった件」ポータルサイト「マサユキ」
読み えらばれしもの
外国語表記 Chosen One[4]
種別 特殊能力(ユニークスキル)
所有者 本城正幸
進化後 英雄之王(シンナルエイユウ)
派生 英魂道導(ハシャノヨルベ)
状態 第19巻で進化により消失
初登場 書籍:第9巻
漫画:第24巻第107話「閃光の勇者」
アニメ:第65話「閃光の勇者」
備考 所有者の意思にかかわらず、行動を英雄的な結果へ導く
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概要[編集 | ソースを編集]

英雄覇道は、マサユキが異世界へ渡った際に獲得した特殊能力(ユニークスキル)である。マサユキが勇気を振り絞って行動すると、その行動が英雄的な結果につながる。本人が偶然や幸運だと思っている出来事も、周囲からは卓越した判断や実力の結果に見える。

この能力は本人の意思だけで止められない。マサユキが逃げたいと思っていても、結果的に敵へ立ち向かう流れが生まれ、仲間の行動まで英雄の功績として受け取られることがある。複数の権能が常時働くため、通常の特殊能力(ユニークスキル)より究極能力(アルティメットスキル)に近い性能を持つとされる。[5]

獲得・進化[編集 | ソースを編集]

獲得[編集 | ソースを編集]

マサユキは、異世界へ来た直後に言語を理解できず、ジンライに追い詰められた。その場で逃げずに立ち向かおうとしたことで英雄的な行動と判定され、英雄覇道が解放された。最初に英雄覇気と英雄補正が働き、その後の行動に応じて権能が増えていった。[5][2]

権能の解放[編集 | ソースを編集]

ジンライとの戦いで立ち向かう意思を示した後、英雄魅了と英雄行動が解放された。マサユキは自分が積極的に戦ったつもりがなくても、周囲からは仲間を率いて勝利した英雄として受け止められるようになる。[5]

英雄之王(シンナルエイユウ)への進化[編集 | ソースを編集]

書籍第19巻、マサユキが極限状態で自分の本当の想いを取り戻したことで、英雄覇道は英雄之王(シンナルエイユウ)へ進化した。以後、英雄覇道という特殊能力(ユニークスキル)は単独の能力としては残らず、権能は進化後の能力へ引き継がれた。[6]

能力[編集 | ソースを編集]

権能[編集 | ソースを編集]

英雄覇気
英雄だけが放つとされる威圧感。力の弱い相手を萎縮させ、身動きを封じたり、命令に従わせたりする。マサユキ自身が意識していなくても常時発動している。[5]
英雄補正
偶然を勝利に傾ける補正。何気ない攻撃が急所に当たり、マサユキの言葉や行動も好意的に受け取られる。仲間の行動にも効果が及ぶため、実際に働いた者とは別にマサユキの功績として記録されることがある。[5]
英雄魅了
マサユキの英雄的な行動を見た者に、勇気と忠誠心を抱かせる。敵であっても生き残って敗北を認めた場合、マサユキの仲間になることがある。知性を持つ魔物にも作用する。[5]
英雄行動
マサユキの行動を、英雄への道の第一歩として成立させる。本人の意図とは別に、周囲の者にとって模範となる行動へ変わり、称賛や伝説につながる。[5]
英魂道導(ハシャノヨルベ)
英雄覇道の隠された権能。過去の英雄の魂を導き、その人物の全盛期に近い状態をマサユキの肉体を通して再現する。書籍第16巻では、窮地に陥ったマサユキの前にルドラ・ナスカの力と記憶が現れ、戦闘を支えた。[7]

性質[編集 | ソースを編集]

英雄覇道は、所有者の意識的な操作よりも、出来事の結果を英雄らしく整える働きが強い。マサユキが剣を振るえば偶然急所に当たり、逃げ道を探せば敵と向き合う状況が生まれる。本人の実力以上に評価されるのは、英雄補正と英雄魅了が同時に作用するためである。

一方、能力はマサユキを安全な場所へ逃がすとは限らない。英雄として評価される結果を優先するため、本人が望まない戦いや危険にも巻き込む。これが、マサユキが勇者として各地を巡ることになった理由の一つである。[2]

使用例[編集 | ソースを編集]

ジンライとの遭遇
書籍第9巻。ジンライに追い詰められたマサユキが逃げずに立ち向かったことで英雄覇道が解放された。英雄覇気でジンライを圧倒し、英雄補正によってその場の出来事がマサユキの勝利として受け止められた。[5]
奴隷売買組織の壊滅
書籍第9巻。マサユキが直接戦ったわけではないにもかかわらず、同行者たちの働きがマサユキの武勇として広まり、彼は勇者としてさらに名を上げた。[2]
テンペストでの勇者扱い
書籍第9巻以降。マサユキは魔王討伐を掲げてテンペストへ向かうが、道中の出来事は英雄覇道によって都合よく英雄譚へ変わっていく。アニメでは第65話「閃光の勇者」で、テンペストへ向かう勇者として紹介された。[8]

進化・派生関係[編集 | ソースを編集]

区分 能力 備考
本能力 英雄覇道 マサユキが獲得した常時発動型の特殊能力(ユニークスキル)。[2]
隠された権能 英魂道導(ハシャノヨルベ) 過去の英雄の力を導く権能。第16巻で存在が示される。[7]
進化後 英雄之王(シンナルエイユウ) 第19巻で英雄覇道から進化した究極能力(アルティメットスキル)。[6]

余談[編集 | ソースを編集]

英語版では、英雄覇道は「Chosen One」と表記される。日本語の読みである「エラバレシモノ」を直訳した名称ではなく、マサユキに向けられた「選ばれた者」という性質を前面に出した表現である。[4]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

  1. ↑ “用語集「英雄覇道」”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-24閲覧。
  2. ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第9巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2016年12月5日。ISBN 978-4-89637-600-5。
  3. ↑ “マサユキ”.「転生したらスライムだった件」ポータルサイト.2026-09-15閲覧。
  4. ↑ 4.0 4.1 “That Time I Got Reincarnated as a Slime, Vol. 9 (light novel)”.Yen Press.Yen Press.2026-09-15閲覧。
  5. ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 “『転生したらスライムだった件 9』試し読み”.GCノベルズ.2026-09-15閲覧。
  6. ↑ 6.0 6.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第19巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2021年12月6日。ISBN 978-4-86716-203-3。
  7. ↑ 7.0 7.1 伏瀬『転生したらスライムだった件』 第16巻、マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、2020年4月1日。ISBN 978-4-89637-989-1。
  8. ↑ “TVアニメ『転生したらスライムだった件 第3期』第65話「閃光の勇者」あらすじ&場面写真公開!”.V-STORAGE.バンダイナムコフィルムワークス.2026-09-15閲覧。

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]

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